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見開かれた後に、何かを探るように細められる、レオナさまの瞳。

「お前…覚えてないのか」

その言葉に、さらに首を傾げるわたし。

何かが噛み合ってない。

それに気づいたレオナさまが、はぁっと盛大に溜め息を吐いて、ベッドから下り、立ち上がった。

「ったく…来い」


その言葉とともに、エバーグリーンの双眸に射抜かれる。

そんな顔で言われて逆らえる者はチェカさまくらいだろうと思いながら、ビクビクしつつ彼の元へ向かう。

彼の目の前にわたしが立ち、目を合わせると、ふっと微笑まれる。

その微笑みの意味がわからずにいると、不意にレオナさまがわたしの前に跪いた。

「え、レ、レオナさま?!」

第二王子に跪かれるなんて、この上なく心臓に悪い。

やだ、なに?!わたし何かしたっけ?!

内心でパニックを起こしかけていると、跪いたレオナさまが、おもむろにわたしの手を取った。

「…………大変失礼を致しました、美しい猫のお嬢様。
愛らしい耳と尻尾を持つ天使のような姿、知性的なその瞳に魅せられてしまったのです。
あなたの顔を困惑で曇らせるつもりではありませんでした…何卒お許しを。
わたしが何を貴女に捧げれば、花のように愛おしい笑みを浮かべてくださるのか…どうか教えていただけませんか?」

そして、そっと手の甲に口付け、ニヤリと笑ったその人は。




図書館での出会い。





温室での昔話。





サボテンの花。





まさか、まさか。



「忘れたなんて言わせねぇぞ」

まっすぐにこちらを射抜く瞳はエメラルド。右目には傷。


まさか。


「…………れ、レオーネ?」

喉から絞り出したわたしの声は震えていた。

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るり(プロフ) - ネイビーさん» はじめまして〜こちらこそそんなに褒めていただけて光栄です!ありがとうございます^ ^ネイビーさんをギュンギュン(笑)させられるようにわたしも頑張りますね!更新頑張ります! (2020年6月16日 8時) (レス) id: c451112bd1 (このIDを非表示/違反報告)
ネイビー - はじめまして!このような素晴らしい作品を書いて下さり、誠にありがとうございます。もう、もう、レオナさんかっこ良すぎて、キュンキュン通り越してギュンギュンでした!これからもずっと応援しています! (2020年6月16日 1時) (レス) id: a7f9a787f1 (このIDを非表示/違反報告)
るり(プロフ) - 誓雨さん» 誓雨さんありがとうございます〜!とても嬉しいです!そろそろ続編に移ろうかと考えているのでそちらでもよろしくお願いします。頑張りますね〜! (2020年6月15日 19時) (レス) id: c451112bd1 (このIDを非表示/違反報告)
誓雨(プロフ) - この小説ほんと好きです!レオナさんもカッコいいし夢主ちゃんも可愛いし……いつもキュンキュンしてます!更新頑張ってください! (2020年6月15日 19時) (レス) id: fc504e5c9b (このIDを非表示/違反報告)
るり(プロフ) - Aさん» ほ、ほんとだ…わざわざご指摘ありがとうございます!タイトル書き間違えてました…お手数かけてすみません…。頑張りますね! (2020年6月14日 23時) (レス) id: c451112bd1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:るり | 作成日時:2020年5月9日 23時

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