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「わたしの可愛い義弟が帰ってくるの！」
その日、皇后は朝からご機嫌で、随分と嬉しそうですね、と伺えばその言葉が返ってきた。
皇后の義弟さま。レオナさまのことだ。
本来、ホリデーには帰って来ないご予定だったようだけれど、チェカさまがあまりにゴネるものだから、レオナさまが根負けする形で帰省されるらしい。
「それは…嬉しいですね。チェカさまもさぞお喜びになられたのでは？」
「ええ、それはとても。昨日の夜は楽しみでなかなか眠れなかったみたいで、チェカのお世話当番の侍女も一緒に寝不足よ」
ニコニコしながらそう仰る皇后に、わたしも賛同するように頬を緩める。
主人が嬉しそうにしていることに勝る従者の喜びは無いのだから。
＿＿＿
「おじた〜ん！！おかえり〜！！！」
鏡から出てきた人影に、真っ先にチェカさまが飛び付く。
「レオナ、お帰り」
「レオナ！お帰りなさい！」
チェカさまに続き、ファレナさま、皇后が集まった先には、仏頂面をした青年がいた。
第一印象は、綺麗な人だな、だった。
褐色の肌は肌理が細かくて、高くスッと通った鼻筋は彫刻のよう。長い髪が僅かに顔にかかり、彼の色香を際立たせていた。そして、鮮やかな緑の瞳。
「ただいま帰りました…ってチェカ、くっつくな、離れろ」
ぎゅうぎゅうとレオナさまの足にしがみつくチェカさまを引き剥がそうとする様子に、思わず頬が緩んでしまう。
そのとき。
パチリ。
彼と視線がぶつかった。
鮮やかな、深い緑に射抜かれる。
一瞬身動きが取れなくなるような心地がしたけれど、慌てて会釈をする。
次に頭を上げた時は、レオナさまはいくら振り払ってもくっついてくるチェカさまのお相手に忙しい様子だった。
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るり(プロフ) - ネイビーさん» はじめまして〜こちらこそそんなに褒めていただけて光栄です！ありがとうございます^ ^ネイビーさんをギュンギュン(笑)させられるようにわたしも頑張りますね！更新頑張ります！ (2020年6月16日 8時) (
レス) id: c451112bd1 (このIDを非表示/違反報告)
ネイビー - はじめまして！このような素晴らしい作品を書いて下さり、誠にありがとうございます。もう、もう、レオナさんかっこ良すぎて、キュンキュン通り越してギュンギュンでした！これからもずっと応援しています！ (2020年6月16日 1時) (レス) id: a7f9a787f1 (このIDを非表示/違反報告)
るり(プロフ) - 誓雨さん» 誓雨さんありがとうございます〜！とても嬉しいです！そろそろ続編に移ろうかと考えているのでそちらでもよろしくお願いします。頑張りますね〜！ (2020年6月15日 19時) (レス) id: c451112bd1 (このIDを非表示/違反報告)
誓雨(プロフ) - この小説ほんと好きです！レオナさんもカッコいいし夢主ちゃんも可愛いし……いつもキュンキュンしてます！更新頑張ってください！ (2020年6月15日 19時) (レス) id: fc504e5c9b (このIDを非表示/違反報告)
るり(プロフ) - Aさん» ほ、ほんとだ…わざわざご指摘ありがとうございます！タイトル書き間違えてました…お手数かけてすみません…。頑張りますね！ (2020年6月14日 23時) (レス) id: c451112bd1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：るり | 作成日時：2020年5月9日 23時
