^ 異世界転生 ページ18
.
" その場のノリ "という言葉がわたしはあまり好きではない。……が、どうやらわたしは今、そんな言葉でしか言い表せないような状況に直面している。
「 ス●ブラやろ〜 」
「 俺もやる〜 」
「 わたしはいいや、眠いし。 」
すち、みこちゃん、こさめ、いるまち……そしてわたし。シクフォニ内では珍しく大人数、かつ珍しい組み合わせの五人。組み合わせからして深刻な状況だ。
正直何故リーダーとなつがハブられたのかは知らない。多分予定が合わなかったんだろうが、リーダーとかいうストッパーが居ない今、わたしがストッパーとなるしかないらしい。
まあ、そんなに深刻に考えなくていいや。
そんな事を考えた後、わたしは意識が遠退くかのように眠った。カーテンは閉めきってて、仄かに暗い部屋。目が悪くなるんじゃないかと思う。睡眠中のわたしは夢の中でも考える。
30分もしない内に、ノンレム睡眠へと陥った。
いるま Side .
異世界転生ドッキリ。俺は数年前、友達に仕掛けたたちの悪いドッキリを思い出して連絡した。生憎と面白そうななつ、らんは事情で来れないらしい。
正直、男だけの泊まりに付き合わせたくなかったなと思いながらスマホを手に取って今回の被害者となるAに通話を掛ける。作業中かよ、と思った瞬間「 あい 」と返事が来た。
『 まち、聞いてる? 』
『 あー、ごめんごめん。沙藤さ、今から俺ん家来ねぇ? 』
『 良いけど……。急にどしたの? 』
『 らんが来ないから埋め合わせに、 』
『 今行く。20分後には着くよ、多分 』
おう、と言う間に電話は切られる。メイクとかしたりして20分で着くのはすげぇな、とか思いながら四人でス●ブラをしつつターゲットを待った。
ピンポーン、と軽快な音でインターホンが鳴る。合鍵を挿して入ってきて第一声目は「 ……四人でやるゲームはわたしを殺すんだ。 」だった。
「 沙藤ちゃん早かったね、相変わらず準備が早い… 」
「 ちなみに10分でメイクとか諸々終わらせてダッシュで来たよ 」
「 流石に怖いわ! 」
その後ゲームしたり、俺の家の物色を始める奴が居たり( 主にこさめ )、ニュースを見て政治家に文句を垂れる奴( Aしか居ない )が居たり。ザ・シクフォニみたいな日常が数時間流れた。
「 ……さて、どうしようか 」
Aが寝た後、俺は作戦会議を始めた。
.
32人がお気に入り
「オリジナル」関連の作品
この作品が参加のイベント ( イベント作成 )
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
緑斗-りと-(プロフ) - 雨萩さくりさん» わわ、ありがと〜。動画ネタ関係ネタもこだわってるけど、これから厚い友情物語も書いていく予定なのでお時間ある時にちょびちょび確認したり感想くれると嬉しいな〜! (1月2日 19時) (レス) @page10 id: 69904a6c11 (このIDを非表示/違反報告)
雨萩さくり(プロフ) - イベントに参加してくれてありがとう!シクフォニの公式動画を見てれば分かるストーリーで、凄く面白かった✨マイペースに更新頑張ってね! (1月2日 19時) (レス) @page10 id: c9a476ef2d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:緑斗-りと- | 作者ホームページ:http://http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Syuto/
作成日時:2023年12月31日 22時