別れこそ会うの始めーその19 ページ4
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不動峰のみんなが乗ったバスをお見送りして、きょろきょろと辺りを見回す。
(だいぶ数が減ったなぁ…次は、確か…青学？)
バスのエンジン音がしてそちらを向くと、やっぱり青と白のジャージが集まっていた。
リョーマとは何かと絡んでたし、お別れでも言いに行こうかとその集団からリョーマを探していると、
「A。」
後ろから首もとをちょんとつつかれてびくっと肩を震わせた。
「うおっ、…ああリョーマ。」
ん、と呟く彼の、帽子から覗く三白眼は平常運転だ。
よ、と短く挨拶してからバスの方を示す。
「今から帰るんでしょ？」
「うん」
「なに？わざわざ俺にお別れ言いに来てくれたの？リョーマったらやっさし…」
「は？」
「うっ違いますよねすみません」
「違くて。アンタの家にいつ行けばいいのか聞きに来たの。」
リョーマの言葉に思わずえっと詰まる。
俺の家に？リョーマが？
一瞬思考停止して、そういえばそんな約束をしたと思い出した。
「は？まさか自分から誘っといて忘れてたとか言わないでよね？？」
「いやいやいやそんなハハハ痛い痛い痛い！！」
慌てて訂正したのにめっちゃ睨まれてほっぺをつねられる。
「ごめんて…んーそうだな、多分合宿明けてから休みあるでしょ？
明日とかどう？空いてる？」
「一応。」
「んじゃ明日で。疲れてたら無理して来なくてもいいし、起きたらLINEしてよ。」
「了解。」
そんなこんなでLINEを交換していると、バスの方からモモさんが走ってきた。
「越前おせーな！何してんだよ！」
「うっす。今行きます」
「あーすみません、俺が引き止めちゃって…」
「お？気にすんなって！
うちの越前がお世話になりましたねぇ〜」
「ああ〜いえいえこちらこそ」
モモさんと近所のお母さん見たいな会話をしてると、リョーマに「俺は何役なのこれ」とムスッとされた。
そのままじゃーな！とにっこり笑ってリョーマを引っ張ってったモモさんと、引っ張られてるリョーマに手を振った。
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香穂 - とっても面白い作品を読んでしまった‼越前との絡みもっと見たいです‼‼ (2022年1月6日 1時) (
レス) @page10 id: ee3cc043d6 (このIDを非表示/違反報告)
ふゆう - すごく面白いです！特に財前さんとの絡みをもっと見たいです！！これからも頑張ってください！応援しています！ (2021年8月30日 10時) (レス) id: 06ab218753 (このIDを非表示/違反報告)
れもんの天然水(プロフ) - 凄く好みな作品に出会ってしまった…！一気に全部読ませていただきました、更新大変だと思いますが頑張ってください！楽しみにしています！ (2021年6月24日 20時) (レス) id: c79a48fca7 (このIDを非表示/違反報告)
白 - 凄く面白くて一から全部一気読みしてしまいました。良い話に巡り合えて良かったです。更新頑張って下さい。応援してます。 (2020年8月4日 0時) (レス) id: 90f518474b (このIDを非表示/違反報告)
鈴 - こんなに良いお話に巡り会えて嬉しいです、忙しくて更新も難しいと思いますが続きを楽しみにお待ちしております！ (2019年5月3日 22時) (レス) id: 40c5384cc1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：木こりのコロポ | 作成日時：2019年1月29日 15時
