世話焼きも手を焼くーその1 ページ9
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「…くん、Aくん…」
「ん…」
「A君！」
「はいっ！！」
「もう！さっきから何度も名前を呼びましたよ！まったく…」
「あああすみませんおきます！おきますよ！」
おはようございます、朝の六時です。
朝先一発目で観月さんの綺麗な顔をどアップで見せられると眠気も吹っ飛びます。
今日から合同合宿二日目。
いつも四時半頃に起きてるから六時なんて簡単に起きれると思ったけど、そう言えば昨日寝たのは一時を回った頃だった。
服を着替えてマネージャーのミーティングについてメモしたノートを寝ぼけたまま読む。
今日のお世話は立海と四天宝寺か。
今は六時半。朝食は七時半からだから、それまで暇だな…
俺がまた布団を被ってノートを見ているあいだ、観月さんは向こうの洗面台に張り付いてなんかしてた。
「んふっ、今日のセットも完璧です…って、A君…」
「あ、遅かったですね観月さん。ご飯食べる前に歯磨いちゃうタイプの人ですか？」
俺が呑気にそう聞いたら、あれ、観月さんなんで俯いてプルプルしてるの。
「観月さん？」
「貴方はっ！その寝癖をつけたまま朝食に向かうつもりですか！？あともうベッドからは起きなさい！」
「ん？寝癖くらい手でこうすれば…あ、引っかかった。」
「ダメです！手ぐしでは髪が痛むでしょ！？ああもうやめなさい！僕がやります！！」
どうやら俺の寝癖に観月さんのお母さんスイッチがついたようだ。
俺は叱られながら洗面台に連れていかれて何かよく分からないスプレーをかけられてどうやって持ってきたんですかと突っ込みたくなるドライヤーやなんやらで髪を丁重に梳かされまくった。
「ふう…完璧です…！
今夜からちゃんとトリートメントを使うこと！お風呂上がりに乾かすこと！A君は磨けば光る原石なのですから……」
「はぁい…」
小言を言ってる観月さんに生返事を返しながら、俺は髪を触ってみた。
おお、なるほど。さらっさらだ。これは確かに癖になる。
「すごいです観月さん、さらっさらですよ。」
「当然でしょう！この僕がやったんですからね！」
観月さんはふん、と自慢げに鼻を鳴らした。
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木こりのコロポ(プロフ) - 日吉和菓子２円さん» おかえりなさい！今夜はいっぱい更新するつもりなので、是非旅行疲れの一服にでもどうぞ！ (2018年4月13日 21時) (
レス) id: 43368e3037 (このIDを非表示/違反報告)
日吉和菓子２円 - 修学旅行から無事帰れました！沢山更新ありがとうございます！ (2018年4月13日 21時) (レス) id: 1e0ae13ebb (このIDを非表示/違反報告)
木こりのコロポ(プロフ) - ●RECさん» にふぇーどー！そうです新学期です…！忙しくなると更新速度が落ちるかも知れません、申し訳ない…！ (2018年4月11日 7時) (レス) id: 43368e3037 (このIDを非表示/違反報告)
●REC(プロフ) - 比嘉中でーじさいこうさぁー 新学期？新生活？頑張ってくださいね！ (2018年4月11日 0時) (レス) id: df969a8ec2 (このIDを非表示/違反報告)
日吉和菓子2円 - ありがとうございます！ 楽しみにしています！ (2018年4月10日 13時) (レス) id: 4bd1cfe4c2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：木こりのコロポ | 作成日時：2018年4月6日 21時
