【テニプリ】聞く耳もたらすーその3【男主】

世話焼きも手を焼くーその35 ページ43

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比嘉中の皆におやすみなさいを言って、自分の部屋へ。軽くノックして扉を開ければ、もう観月さんは寝る準備をして、資料を見ているところだった。


「失礼します観月さん、報告終わりましたー。」


「お疲れ様。さて、天海さんについて何か分かったことはありましたか？」


「あー…わかったといえばまぁ…」


俺は木手さんから聞いた話を観月さんに話す。
話を聞き終えた観月さんは、顎に手を当てて考えるポーズをした。


「なんだか尻尾を掴めそうで掴めないですねぇ…もう少しで裏の顔が見えそうですけれど。」


「あはは、観月さん悪者みたいな台詞ですよ。
そういえば、天海さんと一緒に夕飯食べてたじゃないですか。なんか話聞けませんでした？」


「駄目ですね、彼女は基本的に人から話を聞きたいタイプでしたので…こちらから聞いても上手く流されます。」



二人でうーんと唸る。
取り敢えず今日は、もう寝た方がいい。
ちなみに今日はちゃんと髪を乾かしたので、観月さんに怒られることは無かった。


「では、消しますよ？」


「おやすみなさーい… 」


「はい、おやすみなさい。」



暗くなった部屋を見て、ゆっくり目を閉じる。
よかった、今日はちゃんと眠れそうだ。



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