世話焼きも手を焼くーその32 ページ40
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「天海さんの事で何かありましたか…？」
俺は木手さんに恐る恐る聞いてみた。
「ああ、彼女ですか。大方、マネージャー内でも問題になっているのではないでしょうか？
部員との話に夢中で仕事に手がついていないと。」
木手さんはトゲついた口調でそういって、苛立ちを隠すことなくため息を吐いた。
そういえば、平古場さんもそう言ってたな。
「甲斐さんがお話するの、やめなかったんですよね」
「おや、うちの部員と知り合いですか？」
「あー、ちょっとお話した程度ですけど…平古場さんと田仁志さんとは夕飯をご一緒しましたよ！」
「ああ…そういえばマネージャーと仲良くなったと言っていましたね…まぁ、今日のあれよりはマシそうですね。」
「あ、あはは…光栄です…
それで、さっきの言い合いは…？」
俺が聞けば、木手さんは俺を一瞥して鼻で笑う。
「おや、詮索ですか？
我々は我々で話をつけるので手を貸して頂かなくて結構です。」
その目は「お前に何ができるんだ？」と言っているようで、俺はムッとして言い返した。
「いえ、同じマネージャーですから。
何かご迷惑をかけたなら罪も責任も背負いますので。どうぞ話してみてください？」
少しぶっきらぼうに「それくらいしか俺には出来ませんけどね！！」と言って鼻を鳴らす俺を見て、木手さんはちょっと目を見開いた後、
「変ですね貴方。」
と言って笑うので、
「変で結構です！！」
と言い返した。
木手さんはそんな俺を見て何がツボに入ったのか、声に出して笑い始めた。
「え、木手さんのツボって謎です…」
「ふふ…いえ、失礼。じゃあ貴方は彼女が我々の練習を邪魔したという罪に対する罰を連帯責任で受けるんですか？
ちなみに部内の罰ゲームではゴーヤを食わせてますが。」
「え、なんでゴーヤ…」
「平古場君や甲斐君が嫌いなんですよ。だらしないでしょう？」
「それはさすがに同意します…せっかく沖縄に住んでいるのに、もったいない気がしますね。」
「俺はゴーヤ好きですけどねー」と軽く続けると、ぴたりと木手さんが立ち止まる。
「ど、どうしました木手さん？」
そう言って顔を見上げれば、驚いた顔で俺を見てる木手さんが。
「…今ので貴方への好感度が跳ね上がりました。」
なんて言うから、ますます木手さんのことが分からない。
「木手さんのツボってやっぱ変っすよ。」
俺がそういうと木手さんに
「変で結構です。」
と切り返された。
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木こりのコロポ(プロフ) - 日吉和菓子２円さん» おかえりなさい！今夜はいっぱい更新するつもりなので、是非旅行疲れの一服にでもどうぞ！ (2018年4月13日 21時) (
レス) id: 43368e3037 (このIDを非表示/違反報告)
日吉和菓子２円 - 修学旅行から無事帰れました！沢山更新ありがとうございます！ (2018年4月13日 21時) (レス) id: 1e0ae13ebb (このIDを非表示/違反報告)
木こりのコロポ(プロフ) - ●RECさん» にふぇーどー！そうです新学期です…！忙しくなると更新速度が落ちるかも知れません、申し訳ない…！ (2018年4月11日 7時) (レス) id: 43368e3037 (このIDを非表示/違反報告)
●REC(プロフ) - 比嘉中でーじさいこうさぁー 新学期？新生活？頑張ってくださいね！ (2018年4月11日 0時) (レス) id: df969a8ec2 (このIDを非表示/違反報告)
日吉和菓子2円 - ありがとうございます！ 楽しみにしています！ (2018年4月10日 13時) (レス) id: 4bd1cfe4c2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：木こりのコロポ | 作成日時：2018年4月6日 21時
