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世話焼きも手を焼くーその25 ページ33





夕飯はバイキング形式である。その高そうな肉は何だとか、料理並びすぎじゃないかとか、料理がなくなった皿が次見た時にはもう料理が復活しているのはなぜだとか疑問はあるけど。
一日目に幸村部長にそれを目で訴えれば


「…氷帝だから」


と呟くように言われた。なるほど、絶対的安心感。


で、俺がお皿に料理を適当に盛ってテーブルに帰ってくると宍戸さんと日吉さんが先に座っていた。
俺がちょっと挨拶をして、席につくと俺のお皿を見た宍戸さんがぎょっとした。


「…え、お前少なすぎねーか?」


「え?こんなもんだと思いますけど…」


日吉さんも宍戸さんの言葉に頷いている。
そんな二人のお盆にはお皿が二皿とご飯。確かに二人とも俺の倍くらい持ってる。


「まぁ…皆さんは練習してるからたくさん食べた方がいいと思いますけど、マネージャーは体を動かすって程でもないので…量に違いが出るかなと思います。」


それを聞いた宍戸さんはそうか…と納得したように俺を見た。


「そうだよな、お前も大変だよな…こんな所に放り込まれて大人数の世話しなきゃなんねーんだもんな…女なのに…」


「「えっ、」」


宍戸さんの言葉に日吉さんと声が被る。思わず顔を見合わせて、ちょっと焦っている日吉さんが「まさか違うよな?」と言う顔でこっちを見たので「違います」と激しく頷いた。
そんな俺達に気づいてない宍戸さん。


「あ、あの…宍戸さん」


「ん?どうした?」


「お、俺…男です…」


ああ、これで三回目か…







「…すまねぇ」


「いえっ全然大丈夫です髪長い俺が悪いですよねすみません!!!」


ため息をついて顔を覆う宍戸さんを必死にフォローする。そこに鳳さんや平古場さんが帰ってきた。


「はぁ…激ダサだぜ…」


「いえ…この場合ちょいダサくらいで大丈夫かと…」


「あれ、A君もう宍戸さん語が使えるの!?さすがだね!」


「えへへ」


「えへへ!」


「えへへじゃねーよお前ら…無性に傷付くからその幸せそうな顔をやめろ…」


落ち込む宍戸さんを平古場さんが慰め始めて、そこにあとの三人も帰ってくる。

ちなみに言うと忍足さんも俺のこと女だと思ってたらしい。





世話焼きも手を焼くーその26→←世話焼きも手を焼くーその24



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木こりのコロポ(プロフ) - 日吉和菓子2円さん» おかえりなさい!今夜はいっぱい更新するつもりなので、是非旅行疲れの一服にでもどうぞ! (2018年4月13日 21時) (レス) id: 43368e3037 (このIDを非表示/違反報告)
日吉和菓子2円 - 修学旅行から無事帰れました!沢山更新ありがとうございます! (2018年4月13日 21時) (レス) id: 1e0ae13ebb (このIDを非表示/違反報告)
木こりのコロポ(プロフ) - ●RECさん» にふぇーどー!そうです新学期です…!忙しくなると更新速度が落ちるかも知れません、申し訳ない…! (2018年4月11日 7時) (レス) id: 43368e3037 (このIDを非表示/違反報告)
●REC(プロフ) - 比嘉中でーじさいこうさぁー 新学期?新生活?頑張ってくださいね! (2018年4月11日 0時) (レス) id: df969a8ec2 (このIDを非表示/違反報告)
日吉和菓子2円 - ありがとうございます! 楽しみにしています! (2018年4月10日 13時) (レス) id: 4bd1cfe4c2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:木こりのコロポ | 作成日時:2018年4月6日 21時

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