そして真夏に飛び込むーその28 ページ4
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俺は自分の部屋の天井を見ながら、ベッドに入ってぼーっとしていた。
丸井先輩に部屋まで連れていかれ、ベットに寝かされて、その後観月さんも帰ってきて、おやすみなさいの合図で寝た。
「…寝れない」
ちょっと寝て目が覚めたと思って時計を見ても30分ほどしかたってなかった。
今日は色んなことがあったからなぁ。
俺は上半身を起こして、今日のことを考える。
皆に挨拶しに行って、観月さんにいろんなこと教えて貰って、鳳さんとお話して、甲斐さんと平古場さんとネズミーランドに行ったな。
ああ、跡部様のことはどうしよう。先輩達のことだって、あんなに目の前で泣いちゃって明日の朝気まずくなるよなぁ。
いろんな気持ちがぐるぐるして、どうしたらいいのか分からない。
「寝れないんですか？」
「…みづきさん」
気がつくと、観月さんがこちらを見ていた。
「すみません、起こしちゃいましたか。」
「大丈夫ですよ。一日目ですからね、寝れないのも無理ないでしょう。」
気を使ってくれたのか、そういった観月さんはくぁ、とあくびを噛み殺していた。
「観月さん、俺外に行ってきてもいいですか？」
「いいですよ、でもちゃんと帰ってきてベッドで寝てくださいね。」
そういった観月さんにはーいと返事をして、俺は携帯をもって外に出た。
向かう先は食堂。誰もいないし音も響くでであろうその部屋で、俺はやりたいことがあった。
…無性に、歌が歌いたいのだ。
歌とは不思議なものだ。
作者さんは俺のことを知らないはずなのに、怖いくらい共感出来る歌詞があったりする。
そんな歌を歌えば、世界で一人だけその歌が俺のことを知ってくれているような気持ちになる。
だから実は暗い気持ちの時は暗い歌を歌った方がいいらしい。
食堂の重い扉を開ければ、中には誰もいない。
開けたガラス張りの壁の向こうから月明かりが丁度差し込んで薄暗く、その下ではプライベートビーチであろう海岸があって、穏やかに波が往生していた。
最高の場所だ。
俺はそろそろと月明かりの場所まで歩き、スマホを開いて音量を最小にして音楽を流した。
スマホから、静かにギターの音が流れ始めた。
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木こりのコロポ(プロフ) - 日吉和菓子２円さん» おかえりなさい！今夜はいっぱい更新するつもりなので、是非旅行疲れの一服にでもどうぞ！ (2018年4月13日 21時) (
レス) id: 43368e3037 (このIDを非表示/違反報告)
日吉和菓子２円 - 修学旅行から無事帰れました！沢山更新ありがとうございます！ (2018年4月13日 21時) (レス) id: 1e0ae13ebb (このIDを非表示/違反報告)
木こりのコロポ(プロフ) - ●RECさん» にふぇーどー！そうです新学期です…！忙しくなると更新速度が落ちるかも知れません、申し訳ない…！ (2018年4月11日 7時) (レス) id: 43368e3037 (このIDを非表示/違反報告)
●REC(プロフ) - 比嘉中でーじさいこうさぁー 新学期？新生活？頑張ってくださいね！ (2018年4月11日 0時) (レス) id: df969a8ec2 (このIDを非表示/違反報告)
日吉和菓子2円 - ありがとうございます！ 楽しみにしています！ (2018年4月10日 13時) (レス) id: 4bd1cfe4c2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：木こりのコロポ | 作成日時：2018年4月6日 21時
