不死鳥【MHA】 (ページ5)

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【#3　個性把握テスト】ページ5

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雄英は自由な校風が売り文句。

そしてそれは先生側もまた然りと、センセーは言った。

「実技入試試験のトップは爆豪だったな。中学の時、ソフトボール投げ何メートルだった？」

「…67ｍ。」

「まじか」

なんとバクゴーが入試一位だったとは。

個性なしで67ｍもえぐいけど

「じゃ、個性使ってやってみろ。円から出なければ何しても自由だ。」

「んじゃまぁ………シネェェェ！！」

「「…〇ね？」」

まじかバクゴー。

まさかそこまでだったとは、出会って一時間くらいだけどびっくりだよボク。

それに記録も想像をはるかに上回るわけで、爆風に乗って飛んだボールは、７００ｍ以上離れたところに落下した。

「「おぉぉぉ！！」」

クラスメイト達が沸き上がる。

バクゴーの記録に驚愕する人もいれば、「面白そう！」と胸を躍らせる人もいた。

「確かに、面白そう。」

「面白そうか。ヒーローになるための三年間、そんな腹積もりで過ごす気でいるのかい？

…よし、八種目トータル成績最下位のものは、見込みなしと判断し、除籍処分としよう。」

「「はぁぁぁぁ！？」」

皆から不満の声が上がる。

要は最下位にならなければいいだけだ。

〈第一種目：50ｍ走〉

飯田の個性はエンジン。記録は三秒台と、流石に速かった。

青山優雅の個性はネビルレーザーで、派手でいい個性だとは思ったけど

「一秒以上射出すると、お腹壊しちゃうんだよね☆」

性格も何とも個性的な子だった。

((なんだこいつ…))

(面白い…)

名前順で走るため、バクゴーは緑谷と、ボクはそのあとに、峰田というちっちゃい男子と走ることになった。

緑谷はただ走っているだけのようだけど、バクゴーは爆破の個性を両手で使い、その威力で前に進んでいく。

4秒台、なかなか速い。

でもボクは

「ヨーイ、スタート！」

その合図とともに駆け出し、

「ソ、測定不可」

ほぼ同時に、ゴールの先に立っていた。

「は…！？」

「今の、見たか？」

「何者だよあいつ…！！」

「いぇーい、見ってたー？」

「調子に乗るな、炎流。」

「はーい、センセー。」

〈第二種目：握力〉

腕がたくさん生えた障子は、540㎏だったらしい。

ロン毛の男子が騒いでいるのを聞いた。