My Sweet..Ⅱ (ページ16)

今日:13 hit、昨日:31 hit、合計:30,413 hit

ページページ16

.

あんなこと言っといて、車内は無言のまま私の家に着いてしまった。玄関のドアが閉まった瞬間、靴を脱ぐのもそこそこにキスをされた。

「んむっ♡じゅり、」

樹「あー許せねぇ」

「え、」

樹「こんな可愛い格好しちゃってさぁ」

スカートの中に侵入して来た手が太ももをいやらしく撫でた。

「別に普通だよ」

樹「何人に声かけられた？どんな奴だった？俺よりかっこいいやついた？」

樹ってこんな女々しいこと言うような男だったけ…

樹「なに笑ってんの？まさか本気で乗り換える相手見つけたわけじゃねーだろうな？」

「私には樹だけだよ。ただ、私の杞憂だったなって馬鹿らしくなっただけ」

樹「なに杞憂って」

「樹が本当は私のことキープしてるだけなんじゃないかっ……え、ちょっと何してるの!?」

サワサワと太ももを撫でているだけだった手がいきなり爪を立ててきて。ビリッという音ともにストッキングに穴が開けられた。

樹「こんなに愛してんのに1個も伝わってねーってこと？……わからせてやんないとな？」

耳元で低い声に囁かれて腰に響く。ストッキングの穴はどんどん広げられて、素肌に触れた手が上がってきてパンツのクロッチ部分をなぞった。

「っ、まさかここでするつもり!?やだ！ベッドがいい！！」

樹「ベッドでなら、なにしてもいいんだな？」

「え、そんなこと言ってな…！樹!?ねえ、聞いてる!?」

グイッと腕を引かれて、慌てて靴を脱いだ。そのまま半ば強引にベッドルームに連れ込まれた。

.