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怖々と布団をめくってみるとイケメン...はいなくて、枕が乱雑に置かれていた。
「...っ！おおう...違うのか」
そういえば、あのイケメンはハーフらしくてかなり体格がよかった。こんなちっちゃくくるまれないかぁ...。
ジェ「あ！起きてる。おはよ〜」
「っ！おはようございます」
そうだそうだ。こんな感じの、頼りがいのありそうな人だった。
ジェ「なんで敬語なの〜(笑)」
「あっと、なんとなく？」
陽気なテンションに押されて、ほぼ初対面の相手に対する戸惑いは吹っ飛んでしまった。
ジェ「もしかして、昨日のこと忘れちゃった？」
「ううん、なんとなく覚えてるよ」
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「私にはそーゆー魅力無いのかな...」
元彼のあの言葉を聞いてから抱いていた疑問をアルコールの
ジェ「そんなことねぇよ。俺だったらすぐにでも手出してるね」
「本当に？」
ジェ「ホント！この後ホテル行って証明しようか？」
「ふふっ、本気にしちゃうよ〜」
ジェ「うんにゃ、本気」
わりとずっとおちゃらけていたジェシーくんがふっと真剣な表情をして、唾を呑んだ。
ジェ「どーするかはAちゃんが決めて？」
溢れんばかりの色気を放ちながら問われて、私は迷うことなくその手を取った。
「...ぁっ♡」
こういう行為は初めてだと告げたら、宝物を扱うみたいに優しく優しく愛撫してくれて、元彼によって損なわれていた自己肯定感をバリバリ高められていた。
ジェ「ここ触るとぎゅーってしてくんね。イイの？」
「ん、ぅん♡そ、こ好き」
ジェ「素直でカワイー」
言葉に呼応してナカに
「...っ、恥ずかし、」
ジェ「ダメダメ、隠さないで〜」
赤面した顔を見られたくなくて、腕で覆ったら見せてと強請るようにちゅっちゅっと腕にキスされた。
「...うぅ〜っ」
ジェ「よしよし。カワイー顔いっぱい見せて」
躊躇いがちに腕をはずせば、嬉しそうな瞳に捉えられて、目を細めた。
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作者名：ミヤ | 作成日時：2023年6月17日 15時
