Shintaro ページ14
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ぢゅうっと音を立てて、肌に鈍い痛みが走った。
「あ、ちょっと。見えるとこはやめてって」
森「え、ここ見えなくなーい？」
慎太郎くんが指でなぞった後を辿る。
「いや見える」
森「こんな胸元の開いた服を着る予定？おめかししてどこ行くの」
「？大好きなカレシ様とのデートだけど」
森「あ、俺のためぇ？」
「そりゃそうでしょ〜」
それもそっか〜とニカッと笑った慎太郎くんに釣られて私も口角を緩めた。
森「明日はどこ行こうね」
「うーん、ゆっくりしたいな」
腰を浅く揺らしながらする会話かなこれ…なんて思いつつ、思考を巡らせた。
森「折角おめかしするのに、ゆっくりでいーの？俺に気遣ってる？」
「ううん。最近忙しかったし、慎太郎くんとゆっくりしたいなって思って」
森「あらま。よく頑張ったね」
よしよしと頭を撫でられる。
「むぅ、子供扱いしないでよ」
森「子供扱いしてる相手にこんなことシないよ」
「え？ｯぁ♡」
ずっと緩やかだった律動が突然激しくなった。慰めるように顔中に優しくキスをしてくれるのに、腰はえげつない程突き上げてくる。
「…ｯしんた、ろくんｯ♡♡」
森「なあに？」
「手、つない、ひゃぅｯ♡♡♡」
森「可愛い」
「ひぇっ！？♡」
差し出した手をぎゅうっと恋人繋ぎしてくれた。
森「離したくなくなっちゃった」
「い…よｯ♡」
森「あ、ホント？折角おめかしする準備してくれたけど、それはまたの機会にね」
「え？」
森「その代わり、ゆっくりしていって希望は叶えるよ」
再び頭をスリッと撫でられたと思ったら、ぎゅうっと繋いだ手を軸にズンっと最奥目掛けて腰を突き上げられた。
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作者名：ミヤ | 作成日時：2023年6月17日 15時
