遠回し系天文彼氏。 Nozomu.K ページ5
小瀧さんは、天文系サークルの一個上の先輩。
頭もよくて、みんなに優しくて。
でも、言いたいことはうまく遠回しにしながら言うような人。
この前も、サークルの別の人が告白したらしいけど、遠回しに断られたとか何とか。
「俺が地球やとして、みんなが宇宙に漂う小石だとする。
もし地球にたどり着いたとしても、地につくまでに大気圏で燃え尽きてしまうのが大半やねん。
流れ星になって、それで終わり。
地球に隕石としてたどり着くのはかなり少ないやん。
で、俺はそんな隕石のなかで、大気圏に入るときに最も明るく光る、最も大きいのを探しとんねんけど
あんたはまた流れ星としてみんなの目を楽しませてる立場なんよな？」
然り気無く断っといてそんなキザなセリフ言えるなんてカッコいい！
と目を輝かせている私を、宇宙ゴミとして微かに光ったまま燃え尽きた人々は哀れんだ目で見る。
「ほら、あんたもさっさと燃えつきな。」
そう言われて私は小瀧先輩の元へ行った。
彼はおっ、というような顔になる。
「やっと来た。
遅かったやん。」
？？？
緊張が最高潮に達してた私は、気付けばセリフが全て飛んでいた。
「大分地球の近くを回っとったのに、大気圏突入して地球に追突するまでかなり遅かったやん。
引力弱かったんかなぁ？」
理解したのは、この前の例えとリンクしている、ということだけ。
首をかしげる私を見て、彼はフッと鼻で笑う。
「表面積、大分多そうやな。」
ぽかんとしたままの私を、彼は強く抱き締めた。
その時、私は全てを察した。
━━━━━━━━
さーてここで解説。
地球→のんすけ
引力→魅力
宇宙に漂う無数の塵→一般ピーポー
大気圏突入→告白
地球に届かない→彼女になれない
隕石→これまで付き合った人々
一番大きな隕石→一番好きな人
表面積→空気を受け止めやすい＝落ちるのが遅い
転じて、天然ということ
天然系天文彼氏。 Ryusei.F→←ゲレンデマジック。 takahiro.H
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サリィ(プロフ) - も え 。さん» いや…恋愛がスランプです...すみません... (2016年1月26日 21時) (
レス) id: 1534304de2 (このIDを非表示/違反報告)
も え 。 - サリィさん» ありがとうございます！楽しみに待ってます！ (2016年1月16日 16時) (レス) id: 9bb1b4e05b (このIDを非表示/違反報告)
サリィ(プロフ) - も え 。さん» ありがとうございます。書かせて頂きます！ (2016年1月15日 20時) (レス) id: 1534304de2 (このIDを非表示/違反報告)
も え 。 - これからも応援してるので、更新頑張って下さい！ (2016年1月15日 17時) (レス) id: 9bb1b4e05b (このIDを非表示/違反報告)
も え 。 - リクで、神宮寺勇太くんか岩橋玄樹くん（←サリィさんが書きやすい方でいいです）で、アイドルと一般人の恋愛が見たいです！あとはお任せします。できたらお願いします！ (2016年1月15日 17時) (レス) id: 9bb1b4e05b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サリィ | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/lisasully1/
作成日時：2016年1月9日 21時
