サプライズ.２ ページ3
パンッ！
彼がクラッカーを鳴らした瞬間、部屋の電気がついた。
いつもの雑風景とは違い、部屋がカラフルに彩られていて、
テーブルの上にはパスタが乗っている。
そして、壁には。
「これ…」
Happy Birthdayと、不器用ながら切り抜かれた字が貼られていた。
サプラーイズ、と彼はにんまりする。
「すごい…」
「おっ、嬉しいな」
「うん。ホントにすごい。」
「ほら、俺普段こんなお喋りやから、黙っておくのも苦手やろ？
サプライズとか全然出来ひんかったけど、良かったわ、気づかれんくて」
「ありがとう…」
そう言った瞬間、自然と涙が零れた。
それを見て、彼は焦る。
「そんな泣かんといて！
Aのこと心配させてしもたの俺やから…」
うん、うんと頷くが、涙は止まらない。
「あとこれ、誕生日プレゼント。」
彼は背中に隠していた小さな箱を見せた。
中には、シルバーのシンプルなネックレス。
「Aのイニシャルやねん。
俺とお揃いやで。」
彼の首もとには、Aがキラキラと輝いていた。
彼は私の首もとに、ネックレスをつけた。
そして、後ろから抱き締めて、こう言った。
「これからも、ずっと一緒やで。」
お喋りな彼氏の、静かなサプライズだった。
-------
後日。
「あんた、彼氏に愛されてるねぇ。」
友達が急に言ってきた。
「ん？まぁ…」
「Aの好きなもんってなんやろ？って、あんたが仲良くしてそうな女子に沢山聞いてたよ。
私はイタリアンとか好きなんじゃない？って答えといたけど。」
あっ、と思い出した。
あれも、彼が料理本を片手に試行錯誤して作ったのだろうか？
彼が練習で焦がしている所を想像して、クスッと笑った。
「何が面白いのー？」
「内緒！」
それから、盛大に笑いだしてしまった。
ゲレンデマジック。 takahiro.H→←サプライズ Akito.K
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サリィ(プロフ) - も え 。さん» いや…恋愛がスランプです...すみません... (2016年1月26日 21時) (
レス) id: 1534304de2 (このIDを非表示/違反報告)
も え 。 - サリィさん» ありがとうございます！楽しみに待ってます！ (2016年1月16日 16時) (レス) id: 9bb1b4e05b (このIDを非表示/違反報告)
サリィ(プロフ) - も え 。さん» ありがとうございます。書かせて頂きます！ (2016年1月15日 20時) (レス) id: 1534304de2 (このIDを非表示/違反報告)
も え 。 - これからも応援してるので、更新頑張って下さい！ (2016年1月15日 17時) (レス) id: 9bb1b4e05b (このIDを非表示/違反報告)
も え 。 - リクで、神宮寺勇太くんか岩橋玄樹くん（←サリィさんが書きやすい方でいいです）で、アイドルと一般人の恋愛が見たいです！あとはお任せします。できたらお願いします！ (2016年1月15日 17時) (レス) id: 9bb1b4e05b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サリィ | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/lisasully1/
作成日時：2016年1月9日 21時
