眠り姫の日常は乙女ゲーのようです【歌い手】 (ページ23)

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こっちもおまけだぞ！ページ23

・まふまふ『やっぱり君が好き』

「ふふふ、冗談だよ！」

いつもみんなの輪の中心にいるAちゃん

また、昔みたいに話たいな～

そう、思いながらじっとAちゃんを見る

僕変態みたい…
もしも僕があの輪の中に入ってて、Aちゃんと楽しく会話してたら…ふふっ、夢みたいだ

ううん、昔はそうだった。ちゃんと目を見て話し、ホントにホントに楽しかった

でも、それは昔のこと
そう、僕が

___僕がこの気持ちに気づく前のこと

“好き”
そう気づいてしまった僕は、Aちゃんの目を見て話せないし、変に意識してしまう

最初のうちは、Aちゃんも話かけてくれていた
でも、こんな僕だ

次第に、僕とAちゃんの間には距離感が出来た

辛い、辛い、辛いよ

君と話せない
目すら合わせられない

……なんで

なんで早く気づかなかったんだろう

そうだ、告うんだ
告えば良かったんだ

覚悟は決めた

僕は君を追って走り出した

いた、

ま「Aちゃん！」

貴方「ま、まふくn」

ま「好き、大好きだよ！」

すっきりした僕はAちゃんの顔を見る

ま「ふふ、顔真っ赤」

貴方「え、いや////
私、も…////」

___僕は幸せ者

・天月『魔法みたい』

貴方「天月～帰るよ～！」

元気に言うAを見て僕まで元気になる

天「待って！今行く！」

荷物を持って僕は廊下に出る

貴方「仔犬みたい」

ふふ、と笑い言うAは楽しそうだ

天「違います～」

側から見たらどう見ても嫌がってる用に見えないだろうな…

そう思いながら廊下を走る

貴方「ちょ、待って！速いよ～」

天「ごめん、つい」

“楽しくて”と言ってしまいそうになり、口を閉じる

まだ僕には早い
自信が無い。僕の気持ちを知ったきよっちは今みたいに笑ってくれるだろうか

怖い

余計な考えが脳内をよぎり、僕は、はっとする

貴方「どうしたの？大丈夫？」

天「ううん、大丈夫じゃない」

貴方「え⁉」

僕は冗談で言う

天「だから、撫でてくれたら治る」

少し演技がかって言うと

貴方「え、、、」

やっぱり無理だよね～笑

そう思って1人で苦笑いすると、僕の頭に手が乗った

貴方「そんな簡単ならいくらでもするよ！」

天「////」

どこまで天然なんだ////

でも、素直に嬉しい

___魔法みたいにあの考えが吹っ飛んだ

このまま幸せにいられるなら、
今のままでもいいな

そんなことを思ってしまった