2話 友達の菜花黄名子ちゃん ページ3
「うん、ちょっと待ってて」
彼女は菜花黄名子ちゃん。私の数少ない友達だ。
私はお弁当を持って教室を出た。
黄名子ちゃんと廊下を歩く。
黄名子ちゃんは私の隣のクラスで人気者だ。
そんな人がなんで私なんかと仲良くしているか分からない。
「今日の授業実技教科なかったからつまらなかったやんね〜」
「黄名子ちゃん実技教科好きだもんね」
「Aは頭いいから羨ましいやんね！」
「部活やってないから時間あるだけだよ(笑)」
そんな会話をしながら屋上に向かう。天気がいい日は屋上で食べることになっている。
「あ、神童さんと霧野さんやんね。」
黄名子ちゃんが前方から歩いてくる人に気づく。
さん付けということは先輩なのだろう。サッカー部かな。
「先輩！ちぃーす！」
おー、黄名子ちゃんの癖の「ちぃーす」だ。今日も決まっている。
あのポーズは学校中に広まっているんだよね。宗教か。恐るべし黄名子教……！
「おぉ、黄名子。今日も元気だな。」
2人のうちの髪がふわふわしている方の先輩が反応する。
えーっと、確かこの人は神童拓人先輩だっけ？なんかクラスの女子が騒いでた気がする。まぁ格好良いからだな。
「"今日も"とゆうか"いつでも"だな(笑)」
もう1人のピンクの髪の先輩も反応した。可愛いな。男？なんだよね？
霧野蘭丸先輩……だったかな？こっちの人も女子が騒いでた。
「で、そっちの人は？」
え？私？なんで私なんだと少し驚く。
今まで面識のない人に話しかけられることが少ないからだ。
黄名子「この子はうちの友達やんね！」
黄名子ちゃんが紹介してくれた。
あ、名前とか言った方が良いのかな？
「えっと、玉野Aといいます」
私は頭を下げる。
「へぇ、玉野か。俺は神童拓人。よろしくな」
「俺は霧野蘭丸。よろしく玉野」
うわぁ、先輩と話したの初めてだよ。嬉しいな……
「はい、よろしくお願いします！」
ささやかな嬉しさが込み上げ自然と笑顔になる。
「「……！？」」
私が顔をあげるとなぜか2人は赤くなって驚いた表情になる。
どうかしました？
「じゃあそろそろ行くやんね！」
「あ、うん！では失礼します」
「あ、あぁ……」
「ま、またな。……」
わぁ、またなってことはまた会えるのかな。おっと浮かれてはダメだ。こんな地味な女子のこと覚える訳ないもんね。
そんなことを思いながら歩いていたら屋上に着いた。
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リラ@日向が可愛すぎて辛い - 夜桜姫さん» 幽霊説とかゴッドエデンから出れないとか完全無視してますね！すべては作者得です！←シュウ愛で成り立ってます(((コメントありがとうございました！ (2015年2月6日 20時) (
レス) id: d3d2ca8e97 (このIDを非表示/違反報告)
夜桜姫 - シュウがいて嬉しい (2015年2月4日 20時) (レス) id: ee3cbd09c6 (このIDを非表示/違反報告)
リラ - そんな………これ駄作だからもうやけくそで自分得に作っているのにww← (2014年4月23日 7時) (レス) id: 1018bd7241 (このIDを非表示/違反報告)
霧野 桃愛(プロフ) - リラさん» いやいや私の方が駄作であります！！ (2014年4月23日 0時) (レス) id: 27c07a654f (このIDを非表示/違反報告)
リラ - こんな駄作者にそこまで喜んでくれるとは思わなかったよ(笑) (2014年4月22日 21時) (レス) id: 1018bd7241 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：松城リラ | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/megabu
作成日時：2014年4月19日 22時
