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「Aさん、いい人だったね」
「・・・そう、ですか？」
嬉しそうに、でも不安そうにしているチャンミン。
「タカシくんも。2人とも伝わったよ」
「え？」
「チャンミンにとって大切で2人も同じだって」
3人で写真を撮ったその姿を見てたらわかる。
あったかいものが流れていた。
「そう、ですかね」
照れ臭そうにしていたチャンミン。
「Aさんってさ」
「はい？」
「料理得意なんでしょ？何が好きなの？」
もっとそのチャンミンの顔を見てたくて
「得意ってほどじゃないですけど、でも・・」
優しい顔でチャンミンは言った。
「・・・オムライス、ですかね」
「オムライスかぁ」
「あと酔い覚ましのスープも」
「へぇ〜」
Aさんの悲しそうな表情が浮かんだ。
Aさん、大丈夫。
君を笑顔にしてあげる。
『きょうはありがとうございました。おつかれさまでした。しゃしんおくりますね』
思いやりのあるひらがなのメッセージと写真を見てやっぱり思わずにはいられなかった。
『しゃしんありがとうございます。チャンミンすごいうれしそう！もちろんぼくも』
すごくいい写真。
いたずらっ子のように笑ったチャンミンとコロコロ変わるAさんの表情
「チャンミーン！」
「はい？」
「Aさんから写真もらったけどいるー？」
「は！？なんでAから！？」
「連絡先交換したからー」
ムッとしながらもいります、と言ったチャンミン。
写真を送ると返ってきたのは
『Aに余計なことは言わないでくださいね』
直接言えばいいのに・・
「あ、あと必要以上に連絡しない事！ビギストなんですよ、彼女は！」
ビギストであることに俺が不安だったことはわかってるはずなのに
敢えて言うチャンミンはもうすっかり俺がAさんを警戒していないことをわかってるんだろう。
「わかったわかった」
お前にとって必要なこと以外は連絡しないから。
Aさんにチャンミンの様子を報告するのがなんだか楽しくなってきた。
チャンミンの寝顔を送れば疲れてないか気にして
その土地の美味しいものを食べたと言えば食欲を気にする。
俺とチャンミンを気にするAさん。
ほとんどメッセージは俺から。
でも返事を返してくれる。
いつの間にかAちゃんと呼ぶようになって
楽し気な俺にチャンミンがおかしくなって
もっとおかしくなればいい、とそう思ったのは内緒。
いじわるかな？笑
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まー(プロフ) - すごくすごく続きが気になります！引き込まれました！！ (2018年12月10日 1時) (
レス) id: c2545f25e3 (このIDを非表示/違反報告)
Lip(プロフ) - はなさん» はなさんこんにちわー！早速読んでいただいてありがとうございます。更新今後も頑張りますね♪ (2018年6月30日 22時) (レス) id: dcd05bc8ce (このIDを非表示/違反報告)
はな(プロフ) - 更新有り難うございます♪嬉しいです♪ (2018年6月29日 13時) (携帯から) (レス) id: 5673869410 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Lip | 作成日時：2018年5月8日 23時
