ご招待 ページ29
「じゃぁ昨日の続きから、チャンミン大丈夫？」
「大丈夫です」
そう言った僕に安堵の表情を浮かべるスタッフ達。
日本でのスケジュールは限られている。
気が気じゃなかっただろうな。
申し訳ない・・でも・・
目をつぶって深呼吸をした。
目の前に浮かぶのはレッドオーシャン。
フッと自分でも口角が上がるのがわかった。
「OK!チャンミン！！よかったよ！！」
拍手が沸き起こった。
「ありがとうございます。すみませんでした、わがまま言って」
気にするなを言わんばかりの笑顔。
「チャンミン、どうしたの」
「え？」
「やー、俺もタカシくんち行こうかなー」
ヒョンが笑顔でそう言う。
この人のこの顔はやっぱり嬉しい。
弟を見守っている顔、それに抗いたい時もあったけど今は素直に嬉しい。
「タカシくんち行ったらそんなに歌がよくなるの？」
「そんなわけない」
「じゃぁなんで？」
この人には嘘はつけそうもない。
目を合わせてしまったら最後。
「この歌での僕なりの表現を探してたんだけど、そうじゃなくて届けようって」
「ん？誰に？」
「誰にって・・えーっと・・」
なんだか照れ臭いな。
「タカシくん？」
「聞いてくれる人です！ライブで歌ったらどんな感じかなとかそんな風に・・」
思わずムキになって言ってしまった。
「そっかー」
ニコニコしているヒョン。
ヒョンの歌を聞いた時にどうやって合わせようかと思った。
でも合わせれば個性がなくなってしまう。
そんなことをごちゃごちゃ考えてしまったんだ。
でも・・
「俺は俺の歌を歌って、それが誰かに届けばいいなって」
誰かに届いた時、それが自分の歌じゃなかったら
そう考えたらごちゃごちゃと考えないで今の自分をぶつけようとそう思えた。
合わせてしっくりくるものもある。
でも、今はそうじゃない。
「・・いい友達持ったね」
「はい」
まっすぐ歌声が好きだと、自分も頑張らなきゃと言った姿が浮かんだ。
「あ」
「ん？」
「いえ・・・」
ライブ、見せてあげたい。
いや、見て欲しい。
「ヒョン、マネージャーどこにいました？」
「え？さっきまで楽屋に・・、え？チャンミン？」
to
俺はすぐさま楽屋に行った。
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まー(プロフ) - すごくすごく続きが気になります！引き込まれました！！ (2018年12月10日 1時) (
レス) id: c2545f25e3 (このIDを非表示/違反報告)
Lip(プロフ) - はなさん» はなさんこんにちわー！早速読んでいただいてありがとうございます。更新今後も頑張りますね♪ (2018年6月30日 22時) (レス) id: dcd05bc8ce (このIDを非表示/違反報告)
はな(プロフ) - 更新有り難うございます♪嬉しいです♪ (2018年6月29日 13時) (携帯から) (レス) id: 5673869410 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Lip | 作成日時：2018年5月8日 23時
