2日目の朝 ページ3
携帯を見てみるとユノヒョンからとマネージャーから電話がきていた。
心配かけたんだよな・・
『友達のところにいました。今帰ります』
2人に連絡をしたらマネージャーが迎えに来てくれた。
「ユノは韓国に帰る準備してるから。チャンミンは・・」
「写真集、ですよね。明日から・・」
「あぁ・・」
「明日は早くなかったですよね？」
「衣裳合わせと打ち合わせだからそんなには・・」
「わかりました」
険しかった表情が穏やかになるのがわかる。
俺だって本当に韓国で撮れるなんて思ってはいなかった。
でも無理やりとってつけたかのように日本でのスケジュールをいれられた・・
それに黙って従うのがなんとなく嫌だっただけで・・
そんな風に思ってドアの前に立った。
顔、合わせづらいな・・。
ユノヒョンに行き場のない想いを八つ当たりしてしまった・・。
「はぁ」
ため息をついてドアを開く。
「チャンミナ！！」
「ただいま、帰りました」
「どこ行ってた！？」
「友達のところに・・」
「友達？」
ユノヒョンの心配と怒ってるような表情に申し訳なさが溢れてくる。
「すみませんでした」
「チャンミン・・」
「子どもみたいに駄々こねてました。八つ当たり・・」
「俺にだったらいいよ。でも心配かけることだけはするな」
この人は写真集の件で勝手に怒って車から飛び降りた俺のことを
きっと自分の責任だと思ってるんだろう。
男前な誰かを思い出す。
「すみません」
Aは仕事での失敗を話してくれた。
リーダーである仕事で周りとの調和を大切にしすぎて成果がだせなかったと。
誰のせいでもないようなことだったのに自分だけを責めるAに
少しは部下のことも信用したらいいのにってつい自分を重ねてしまった。
「選んだのは自分で、誰のせいでもないですし・・僕は僕にできることを精一杯やります」
Aは自分の仕事はチームが成功することだったのに、
自分だけの嫌われたくないという思いからチームのみんなに成功をあげられなかったんだと。
自分で選んだ道だ。
僕にも僕の責任がある。
「そっか」
何も聞かないんだ・・。
寂しいような、嬉しいような感じがした。
「いつでも話聞くから」
「はい、もう時間でしょう？待ってますよ」
セラと別れろ、そう言われた時、最終的に従ったのは俺だ。
誰のせいでもない。
無性にまた会いたくなった。
Aに甘えたくてもそうできないタカシと男前なAに。
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まー(プロフ) - すごくすごく続きが気になります！引き込まれました！！ (2018年12月10日 1時) (
レス) id: c2545f25e3 (このIDを非表示/違反報告)
Lip(プロフ) - はなさん» はなさんこんにちわー！早速読んでいただいてありがとうございます。更新今後も頑張りますね♪ (2018年6月30日 22時) (レス) id: dcd05bc8ce (このIDを非表示/違反報告)
はな(プロフ) - 更新有り難うございます♪嬉しいです♪ (2018年6月29日 13時) (携帯から) (レス) id: 5673869410 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Lip | 作成日時：2018年5月8日 23時
