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「今さ、もう一人呼ぼうって言った人なんだけど・・」
「あ・・うん」
「俺の話聞いてくれて、いっつも背中押してくれる人なんだよね」
そう言ったタカシの顔がなんだか情けないように思えてどうしてだろう？と思った。
「だからさ、絶対！チャンミンのことも言わないだろうし！あいつほど信用できる人はいないから！！」
そう言い切るタカシにそこまで言う人はどんな人だろうと会いたくなった。
そして、初めてAに会ったとき、まず・・女性だということに驚いた。
話していくうちにタカシが信頼する意味が分かった。
この人なら大丈夫だと自然と思えていた。
人の気持ちがわかる人、自分なりの正義を持ってる人。
そんなところはユノヒョンそっくりだと思った。
心配されているタカシがうらやましいと正直少し思ってしまった。
誰かに頼るのは得意じゃない。
だから、もう少し・・
また会いたいと素直に思った。
「タカシ、起きて」
いつの間にか眠ってしまったらしい。
その前のことをうっすら思い出しては恥ずかしくて死にそうになる。
俺はなんてことをAに口走ったんだろう・・
「んー？」
「俺、そろそろ・・」
「あーAなんかつくってる？」
キッチンに行くとスープが作ってあった。
「スープあるけど」
「チャンミンも飲んでけば？酔い覚まし」
確かに
あっさりしてて美味しそうだ。
「ごめんな・・途中で寝ちゃって」
「いいよ、食器借りるけど」
「あー適当でいいよ。ねぇいつ帰った？」
「俺も途中で寝ちゃって・・」
スープをあたためておわんによそった。
「話したんだ？」
「まぁ・・いい人、でした」
いい人、それだけでは形容しがたいけど日本語まだまだだな・・。
「チャンミンが居なかったら、連絡できなかったかも」
「え？」
「やっぱりさ、何回も頼るわけにいかないかなーって・・でもよかった」
「よかった？」
「久々にちゃんと寝れたかも」
タカシの傷がそれほどまで深かったなんて知らなかった。
なんでもないように言うから・・
いや、知ってたけど・・俺も受け止めるだけの元気はなかったから
Aがいてくれてよかったのかもしれない。
心配してくれる誰かがいることはそれだけでほっとするから。
「スープ飲んでスッキリしますか」
俺はタカシにそう言って笑った。
気持ちを込めて。
「だな」
ニヤっと笑ったタカシはどこかふっきれていた。
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まー(プロフ) - すごくすごく続きが気になります！引き込まれました！！ (2018年12月10日 1時) (
レス) id: c2545f25e3 (このIDを非表示/違反報告)
Lip(プロフ) - はなさん» はなさんこんにちわー！早速読んでいただいてありがとうございます。更新今後も頑張りますね♪ (2018年6月30日 22時) (レス) id: dcd05bc8ce (このIDを非表示/違反報告)
はな(プロフ) - 更新有り難うございます♪嬉しいです♪ (2018年6月29日 13時) (携帯から) (レス) id: 5673869410 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Lip | 作成日時：2018年5月8日 23時
