始まりは ページ1
タカシとA、俺には日本で不思議な縁ができた。
タカシと初めて会った時はこんな風になるとは思わなかった。
たまたま会った店で意気投合して
俺のことわからなかったみたいだからなんとなくついて行った。
タカシはよく喋るヤツだった。
同い年だとわかると失恋してさーなんて言うタカシの話を聞いて
それも笑い話にするタカシがなんだか辛くて
なんとなく似てると思った。
だけど全然違うなとも思った。
誰かにこんな風に自分の話をすることは苦手だし
人懐っこいと思うその雰囲気はうらやましかった。
なんとなく、本当になんとなく・・
タカシの家について行った。
普段ならそんなこと絶対にしないけど
そうしたい気分だった。
「あー・・なぁチャンミン」
「はい？」
「もう一人呼んでもいい？」
少しお酒も入ったところでタカシは言ってきた。
「えーっと・・」
「飯、作ってくれると思うし・・それと・・」
「すみません・・」
さすがにヤバイと思った。
タカシは知らないかもしれないけど、その人は知ってるかもしれない。
東方神起のチャンミンは今日だけは封印したかったんだけど・・。
「マジで？」
自分は東方神起というグループのメンバーだと話すと目を丸くして驚いていた。
「マジです」
「さすがに名前は聞いたことあるけど・・ちょっと待って」
携帯をいじるタカシ、ほどなくして俺を見て携帯を見てを繰り返した。
「イケメンだなーとは思ってたけど！」
「いやいやいや」
「謙遜するなって！俺失恋したばっかじゃん？だから最初さ、イケメンに絡んでた部分もあるんだよね」
「え？」
「そんな顔なら俺も失恋なんてしないのかって妬んでて・・でもいい奴すぎてさ、申し訳なくて・・」
「いいやつ・・ですか？」
「俺の話ちゃんと聞いてくれるし、俺自分で笑い話にするから周りもあんま聞いてくれないんだ。
でもチャンミンはちゃんと聞いてくれてさ、初対面なのにわかってくれたじゃん」
人懐っこいタカシも寂しいのかもしれないとその時思った。
自分の抱えている孤独とは違うかもしれないけど、なんとなく周りに心配かけたくないっていうのは伝わってきた。
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まー(プロフ) - すごくすごく続きが気になります！引き込まれました！！ (2018年12月10日 1時) (
レス) id: c2545f25e3 (このIDを非表示/違反報告)
Lip(プロフ) - はなさん» はなさんこんにちわー！早速読んでいただいてありがとうございます。更新今後も頑張りますね♪ (2018年6月30日 22時) (レス) id: dcd05bc8ce (このIDを非表示/違反報告)
はな(プロフ) - 更新有り難うございます♪嬉しいです♪ (2018年6月29日 13時) (携帯から) (レス) id: 5673869410 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Lip | 作成日時：2018年5月8日 23時
