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誰かに頬を、髪を、頭を全身をなでられる。
誰なんだろう？
まだ見ぬ愛しい人なのか
指先のぬくもりが心地いい。
あたた・・かい？
「……え？」
頬を包む手は止まり、むぎゅっと強くつかまれた
「？？？」
腕を引っ張られてチャンミンの腕に閉じ込められる。
「チャ・・ンミン？」
ギュッと力を加えられ、頭を撫でられる。
「どうしたの？」
終わらせると決めたくせに、チャンミンの力になりたいと思う私がいる。
止めなきゃ、そろそろ手放してあげなきゃ。
夢で見たチャンミンのさよならはすごく辛そうだった。
私が縛ってたら本当の愛に出会ったときにチャンミンが苦しむ。
そうなったら私はもっと苦しんでしまう。
引きはがそうとした腕の力はまったくもって歯が立たない。
「チャンミン・・」
諭すように言った、わかるように
気づいてるでしょ？もう、終わりだってこと・・
きっと一人でも大丈夫だから
まだ傷が言えていないというのであれば・・
「ダメだ」
「え？」
「どこにも、行かせない」
首元に沈む顔をもっと奥深くにくっつかせ、全身の隙間がないように私を抱きしめるチャンミン
「何言って・・」
「お見合いなんて行かせない、あいつのところにも」
「え？？」
チャンミンが知らない出来事を知ってることよりも
その言葉にビックリしてしまった。
「街でAと男が一緒に居るの見つけて、聞いてたんだ。
俺が彼氏だ、見合いなんかさせるか、お前とのことは終わったことだ
そう言えなかった自分にも腹が立った」
聞いていたなんて思わなかった、それで、こんな反応をしてくれるなんて全然、思いもしなかった。
「こんな俺だけど、嫌なんだ。俺が幸せにするから、俺じゃダメ？」
幻聴かと、そう思った。
こんなに私のことで感情をむき出しのチャンミンは見たことがない。
夢の続きかな？
都合のいい夢でも・・
「なぁ、ダメ？Aだけは絶対、無理」
「え？」
「どんな手使ってでも取り戻す」
ようやく手を緩めてくれたチャンミンの顔を見ると
真っ赤になった耳と顔
泣きそうな顔でそれでも怒りが混じった目を反らして拗ねるように言った。
「俺はAのこと愛してる。だから、、」
縋るような目で真剣に見つめあって笑いあう
とりあえず、ここからもう一度スタートしよう。
いつの間にか彼女の存在は消えていて
同じように愛して欲しいと思っていたのに欲張りになった
彼女より私を愛して
私は彼女よりもっともーっと、あなたを愛してるから
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Lip(プロフ) - なつさん» なつさんこんばんわー！いつの間にかユノの掌の中に・・！策士なのに誠実なユノ氏・・たまらないですよね(笑) (2018年5月9日 0時) (
レス) id: dcd05bc8ce (このIDを非表示/違反報告)
Lip(プロフ) - まゆまゆさん» まゆまゆさんはじめまして！ドキドキしていただきありがとうございます♪もっとドキドキできるものを・・頑張っていくのでよろしくお願いしますm(__)m (2018年5月8日 23時) (レス) id: dcd05bc8ce (このIDを非表示/違反報告)
なつ(プロフ) - 「そう仕向けた」この一言にやられたーー！ユノの掌の上で踊らされてる感♪次エピソードも楽しみにしてます。 (2018年4月28日 23時) (レス) id: 81e4b57715 (このIDを非表示/違反報告)
まゆまゆ(プロフ) - キャー！ユノくんにドキドキです//// (2018年4月19日 21時) (レス) id: ddaab80a3d (このIDを非表示/違反報告)
Lip(プロフ) - なつさん» ありがとうございます！いつかは幸せにしてあげたいと思いつつ・・いろいろ考え中です♪切ないユノもご用意ありますのでお待ちくださいね(*ﾉωﾉ) (2018年3月6日 22時) (レス) id: dcd05bc8ce (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Lip | 作成日時：2018年2月16日 16時
