名前のない関係─CM (ページ40)

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タカシは戻って来た時テーブルからなくなっていた封筒にほっとしていた。

「寂しいですね、チャンミンさん居なくなっちゃって・・」

心配してるミアちゃんに罪悪感を覚えながら・・

「ライブ楽しんできてくださいね！チャンミンさん、Aさんのこと大事なんですね
　フェイクでタカシくん呼ぶなんて・・。遠慮しないでくださいね！」

お2人のためになることなら！
そう言ったミアちゃんタカシの二つ目の嘘を見破って
あぁ、これで絶対ライブに行かなくちゃいけないと思った。

「あ、私お手洗いに行ってきます」

ミアちゃんが居なくなってタカシを睨む。

「そういえば、なんで2枚なの、3枚じゃなく・・ミアちゃんは・・？」

「俺が断った」

「なんで」

「いや、ねぇがファンだったってチャンミンから聞いて見てみたんだよ」

「東方神起？」

「そう、ライブのDVD。そしたらさー・・すげーよなぁ。マジで。男の俺でも惚れちゃって・・」

私はニヤリと笑った。

「可愛いとこあるねー弟よ」

ミアちゃんがチャンミンに目がハートになるのを見たくないってわけか。

「フフフフフ」

笑っているとタカシが睨んできた。

「キャー！チャンミーン」

黄色い声で言うもんだから私も睨みつける

「言わないわ！・・・たぶん」

「多分なんだ！おもしれー！」

タカシにまで弱みを握られてしまった・・。

ライブか・・。
それまで、仕事頑張ろう。
栄養剤・・いただきます。