6話 ページ7
歌番組が終わり、今日はもう仕事がないのでスタジオを出て、家に帰る
あ「LIP×LIP………か。」
かっこよかったな。
なんて思ってると、不意に肩を叩かれる
あ「へっ?」
………何で私は振り向いたのだろう。
勇「はあ、はあ。」
肩で息をしているのは、LIP×LIPの勇次郎くんだった
振り向いて後悔したああああ
何で貴方はここにいるのですか!?
あ「!?」
勇「あ、ごめん。驚いたよね」
あ「」コク
だって!!
何でこんな人気なアイドル様が、私に話しかけてらっしゃるのか、謎なんですもん!!!!
勇次郎くんはニコッと笑う
勇「一緒に帰ろうと思って」
あ「!?」
私の口が、開いたまま閉じない
だって!?おかしいじゃん!?
一緒に帰る?君は寝ているのかな?
勇次郎くんを見ると、そんなのお構いなしな顔をしてこちらを見ている
勇「そんなに、俺のこと、嫌い?」
あ「………俺?」
勇次郎くんの言葉に、違和感を覚える
あ「いつも、僕呼びしてらっしゃったのでは?」
そう伝えると、「あ……」という顔になっていた
あ「お顔が、台無しですけど……?」
勇「うん。自分のこと、俺って呼んでるよ」
あ「そうでしたか。」
開き直ってるしっ
そこまでして、やっと気づいた。
………私、今、普通に話してた!?
こんな人に!?←
最悪………
勇「なんだ……話してくれた」
勇次郎くんの安心した顔を見て、言葉が詰まる
あ「い、今のは、違います!貴方のこと、好きじゃないですっ」
歩く足を速めるが、流石男子。すぐに追いつかれる
勇「ねえ、Aちゃん」
あ「呼び捨てで構いませんっ」
勇「じゃあ、A。」
名前で呼ばれたことに、ドキッとする。
気のせい気のせい………
うん。気のせい
あ「何ですか?」
勇「敬語やめて。というか、敬語禁止。」
それは無理だな!!!!
だって、口から勝手に出てくるんですもん!!!!←
改めると、優秀な口だなぁ(関心)
あ「わかりまし………わかった……?」
勇「なんで疑問形w」
笑われたああああああ!!!!
しょうがないじゃんね!?
慣れてないもん!!!!
勇「ねえ、」
あ「何?」
勇「これから、一緒に帰っていいよね?」
12人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ショコラ - (泣) 嬉しいです、ありがたいです!!ありがとうございます!! (2018年12月1日 12時) (レス) id: c36f6bb766 (このIDを非表示/違反報告)
香桜 - 続き待ってます!(≧∀≦) (2018年12月1日 0時) (レス) id: 2bd1f7c774 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ショコラ | 作成日時:2018年11月30日 20時