あり得ないこと Nichkhun ページ8
俺からのメッセージだけが
連なってく
俺とヌナのカトクルーム。
こんなこと初めてで
正直、どう考えたらいいのか
わからなかった。
もうこれ以上
彼女にメッセージを
送り続けても意味がない。
そう思って
携帯電話をポケットにしまうと
すぐにテクが戻って来た。
「おい、クンっっ」
そう言って俺を見る
テクの目は爛々と輝いてる。
「いるぞ、あの人」
「あの人って・・？」
テクが何言ってるのか
全然ピンと来なかった。
「ヌナだよ、お前の彼女
Aさんだよ」
「何の話だよ・・？」
「いるんだよ、そこにっ。
入り口のそばのカウンターに
男と一緒に座ってた」
「人違いじゃない・・？」
人違いに決まってる。
「人違いじゃないよ
絶対にそうだった。
間違いなくAさんだ」
ヌナがこの店に・・いる？
俺からの電話にも出なくて
メッセージに目も通さないヌナが？
しかも男と一緒に？
有り得ないよ。
だけどテクの自信満々な態度に
俺は勝てない。
「本当に彼女かどうか確かめて来る」
「そうしろ
トイレに行く途中の通路から
見えるから」
ひとまず行かないと・・
そう思った。
実際のところ、
まだ半信半疑だったけど
もしかしたら
本当にヌナなのかもしれない。
個室を出ると
よく知った通路を歩き
すぐにカウンター席が
見えるところまで出て・・
嘘だろ・・。
俺の口から
溜息が漏れた。
ヌナだ・・。
ほぼ満席の店内でも
彼女の姿はすぐに俺の目に
飛び込んで来る。
長い髪を後ろで緩く束ねて
顕になってるヌナの白い首筋と
いつもより少しだけ赤い口紅。
隣にはいつものあの彼がいた。
だだ、その瞬間は
彼女が無事にソウルに
戻って来てたことに安堵したし
テクの言ってた男が
あいつだったって事だけが
唯一の救いに感じた。
だけど、
最高にお洒落して
何か会話しながら
あいつに微笑みかけてるヌナ。
それは
俺をヘコませるのに
十分な光景だった。
エースと控え Nichkhun→←拭えない不安 Nichkhun
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胡麻油(プロフ) - vol.624まで読みたいです♡笑 (4月14日 21時) (
レス) @page44 id: 5d4609bdae (このIDを非表示/違反報告)
凛生(プロフ) - 麻樹子さん» ありがとうございます(°▽°)覚えていて下さってまた読みに来て頂き感謝の気持ちでいっぱいです。この先もドキドキして貰えたらいいな(^-^) (3月1日 17時) (レス) @page12 id: 604374d13e (このIDを非表示/違反報告)
麻樹子(プロフ) - 凛生さん、お久しぶりです。長い間ずっと待ってました。今は2PMのお話が更新されなくなりとても淋しい気持ちでした。またドキドキするお話を拝見する事ができてすごく すごく楽しみです。ありがとうございます。 (2月28日 20時) (レス) @page10 id: 844b947a69 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：凛生
| 作成日時：2024年2月16日 20時
