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別れのとき ページ43

全てを差し置いて
彼の傍まで行くと
ニックンは私を膝の上に座らせた。

私はニックンの首に腕を回し

2人それぞれが纏う香りが
混ざり合うと・・新たな香りが生まれるのを
感じた。


「せっかく綺麗にメイクしたのに
また取れちゃうかな・・?」


ニックンの優しい指先が私の頬を撫で
私はその擽ったさへの名残惜しさと
もうすぐ彼との時間が終わってしまう寂しさに
もう殆ど・・泣きそうな気分だった。


「ニックン・・ありがとう・・大好き」

「俺の方がもっと好きだと思うよ?」


ニックンはそう言って小さく笑うと
私の首筋に手を添え引き寄せて

私と・・唇を重ねた。


すぐに深く・・甘さを増していく
ニックンとのキス。

彼の唇の微かな揺らぎが
私の唇を・・溶かし
すぐに身体中のそこかしこが
ジンジンして来るの・・切ない。


吐息を漏らす為だけに
僅かに唇が離れたタイミングで


ポーターがドアをノックする音が
向こうに聞こえた。


タイムリミット。



だけど
簡単には
離れられなかった。

もう一度、甘いキスして
多くの余韻を残しながら
唇が離れても

私達の鼻先はくっついたまま・・



「飛行機に乗り遅れちゃう」



「乗るのやめたら?」



「そんなこと言わないで」



「冗談だよ」



吐息のかかる距離で
熱に浮かされたまま
私とそんな言葉を交わした後

ニックンはクスッと笑って
私の身体を解放した。



次、ニックンに会えるのは2週間後

彼ががソウルに戻って来たあとだ。



部屋を出る前に
私達はお互いの香水を交換した。


ニックンと私の絆が深まった
カペラホテルでの29時間が終わった。






そして
ニックンがソウルに帰って来た日


再び
私達の関係を揺るがす
新たな事件が起こった。

作者 凛生より→←欲しいもの



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胡麻油(プロフ) - vol.624まで読みたいです♡笑 (4月14日 21時) (レス) @page44 id: 5d4609bdae (このIDを非表示/違反報告)
凛生(プロフ) - 麻樹子さん» ありがとうございます(°▽°)覚えていて下さってまた読みに来て頂き感謝の気持ちでいっぱいです。この先もドキドキして貰えたらいいな(^-^) (3月1日 17時) (レス) @page12 id: 604374d13e (このIDを非表示/違反報告)
麻樹子(プロフ) - 凛生さん、お久しぶりです。長い間ずっと待ってました。今は2PMのお話が更新されなくなりとても淋しい気持ちでした。またドキドキするお話を拝見する事ができてすごく すごく楽しみです。ありがとうございます。 (2月28日 20時) (レス) @page10 id: 844b947a69 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:凛生 | 作成日時:2024年2月16日 20時

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