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before anyone else ページ39

昨夜の彼を思いだせば
昼間の優しい光の中でも
センシュアルな気分になる。

それに
優しいシーツの肌触りと
右頬から離れないニックンの唇が
私を擽ったくさせる。


「私達、今日は何して過ごすの」


「朝食を食べたら
ヌナをリムジンに乗せるまで
ずっとここにいて動かない」


ニックンは悪戯っ子の微笑みで

私のランジェリーの細い肩紐を
人差し指で腕の方へと滑り落とすと
私の鎖骨のあたりに唇をのせた。



それから
遅すぎる朝食を摂るまで


私達は
お互いの唇の質感や感触を確かめるように
何度も・・繰り返しキスをする。


終わりのない渇望が
そこにはあって

私達は
それに夢中になった。


私達しかいない世界。


他の何にも
邪魔されない

・・2人だけの世界。




朝食を終えると
ニックンの計画通り

私達はまた、ベッドに戻った。


寝室のフルオープンのガラス扉から
外へ続く庭。

その庭の向こうには
所々に船を浮かべる
チャオプラヤ川が見える。


だけど
私達はお互いを見てた。


思い思いに
ベッドに横たわって
ニックンがソウルに戻った後の
計画を話したりした。


再来週
ソウルに戻って来る予定のニックンは
新しい部屋を探していた。


私の部屋から
地下鉄一本で行ける場所で
地下に駐車場がある
セキュリティのしっかりした
入り口がひとつじゃない
3部屋のアパート。


そんな話をしながら
時折、くっついて
笑ったり、体中のそこかしこに
キスしたりした。


そんな至福の時間は
瞬く間に過ぎて行く。



そして午後5時。

ダイニングテーブルでの
早めの夕食を終えると


ニックンは寝室の
ブラインドを
全て下ろした。



---------------------------------------------
[Nichkhun side]


ヌナとこんなに長い時間を過ごすのは
多分・・初めてだったけど

彼女の全てが・・最高だった。


ヌナとの時間は
癒しに満ちてる。


それに彼女は
俺を堕落させる程
セクシーで可愛い。



気付いたら
彼女の世界に俺はいて

多分・・そこから出たら
呼吸、出来ないんじゃないかな?

それくらい
俺にとってヌナは
絶対に失いたくない存在になった。


寝室のブラインドを全て下ろして
外から完全に遮断された空間。



そこで
さっき夕食と一緒に
こっそり届けて貰ってた
白い紙袋の中を覗きこんで


・・少し怯んだ。



それから・・苦笑い。




だけど
愛するヌナの為だし

やるしかない。



覚悟を決めた俺は
紙袋の中身を、全部
ベッドの上にぶちまけた。

サプライズ→←愛の器



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胡麻油(プロフ) - vol.624まで読みたいです♡笑 (4月14日 21時) (レス) @page44 id: 5d4609bdae (このIDを非表示/違反報告)
凛生(プロフ) - 麻樹子さん» ありがとうございます(°▽°)覚えていて下さってまた読みに来て頂き感謝の気持ちでいっぱいです。この先もドキドキして貰えたらいいな(^-^) (3月1日 17時) (レス) @page12 id: 604374d13e (このIDを非表示/違反報告)
麻樹子(プロフ) - 凛生さん、お久しぶりです。長い間ずっと待ってました。今は2PMのお話が更新されなくなりとても淋しい気持ちでした。またドキドキするお話を拝見する事ができてすごく すごく楽しみです。ありがとうございます。 (2月28日 20時) (レス) @page10 id: 844b947a69 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:凛生 | 作成日時:2024年2月16日 20時

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