お互いの好きなところ ページ17
「ヌナはこいつのどこが
そんなに好きなんですか？」
え・・。
思いもよらない質問に
一瞬・・驚いて固まる私。
「えっと・・」
「全部とか無しね」
そう言ったのはヨンジェ。
「どうして無しなの・・？」
思わずそう言った私に
「特に、こいつの
どこが好きなのか知りたい」
これは
テギョン氏が言った。
答えに困って
思わず
隣に座るニックンを見ると
「教えてよ」
ってニックンまで・・。
だから
仕方なく・・答えた。
「強いて言えば・・顔・・かな？」
「「え？」」
同時にそう声をあげたのは
ニックンとテギョン氏。
「え・・だめ？」
目を丸くしてる2人を
交互に見てから
ヨンジェに視線を向けて
助けを求めると
「俺は知ってたけどね」
ヨンジェは
あっさりとそう言った。
だけど
「待て待て待て」
テギョン氏はテーブルに身を乗り出して
更に私に言葉を投げかける。
「ほんとに顔？
一番最初にあげる好きなとこだよ？
顔って・・」
そう言って大笑い。
え・・？
そんなにおかしい？？
だって・・好きなんだもん。
元はと言えば
一目惚れなんだし
仕方ないと思う・・。
当惑を隠すように
梨マッコリの器に手を伸ばし
ゴクンと飲む私を
テギョン氏が笑顔のまま見てた。
「じゃあクン、お前は？
お前はAさんのどこに惚れたの？」
テギョン氏が今度はそう言って
「それは俺も聞きたい」
ヨンジェもそれに乗っかった。
え・・
たった今、
喉元を過ぎていったマッコリのせいだけじゃなくて
その質問のせいで
途端に胸がドキドキしてくる。
「どうしてそんな話になるんだよ」
ニックンは
簡単には答えなくて
「Aさんはちゃんと答えたのに」
小声で独り言みたいに
ヨンジェが言った。
正直、私も聞かせて欲しかった。
ニックンは私の
どこが好きか。
「さぁ言え、どこ？
お前のAさんはちゃんと答えたんだぞ」
面白がってるテギョン氏に
ニックンは苦笑い。
「言えないし言いたくないよ」
「なんでだよ」
「言葉で表現出来ないってこと」
ニックンはそう言って
話を終わらせようと
テギョン氏の前に
ケランマリのお皿を動かした。
「これ美味しいから食べたら？」
それを受け取りながら
「それほどAさんに
惚れてるってこと？」
ニヤりと笑うテギョン氏。
「そういうこと」
キッパリと
そう言い切って
ニックンは私を安心させるように
テーブルの下で繋いだ手に
少しだけ力を込めた。
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胡麻油(プロフ) - vol.624まで読みたいです♡笑 (4月14日 21時) (
レス) @page44 id: 5d4609bdae (このIDを非表示/違反報告)
凛生(プロフ) - 麻樹子さん» ありがとうございます(°▽°)覚えていて下さってまた読みに来て頂き感謝の気持ちでいっぱいです。この先もドキドキして貰えたらいいな(^-^) (3月1日 17時) (レス) @page12 id: 604374d13e (このIDを非表示/違反報告)
麻樹子(プロフ) - 凛生さん、お久しぶりです。長い間ずっと待ってました。今は2PMのお話が更新されなくなりとても淋しい気持ちでした。またドキドキするお話を拝見する事ができてすごく すごく楽しみです。ありがとうございます。 (2月28日 20時) (レス) @page10 id: 844b947a69 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：凛生
| 作成日時：2024年2月16日 20時
