マッコリバー ページ16
２週間後・・
私とヨンジェ行きつけの
マッコリバーの窓際のテーブル。
窓辺に向かい合わせに座る
私とヨンジェ。
私の隣には・・ニックン。
ヨンジェの隣にはオクテギョン氏がいた。
元はと言えば10日前
トサンフェガァンで
ニックンが私達の食事代の
支払いを済ませてた事に
どうしても納得いかないヨンジェが
ニックンに借りを作りたくない
って言い出して
私が渋々ニックンに
お願いしたのが発端だった。
意外にも快く"いいよ"って
言ってくれたニックン。
通り沿いの2階にある
マッコリバーの窓からは
雨に滲んだ通りを行き交う車の
ライトが見えた。
「俺までご馳走して貰って悪いね」
「全然」
テギョン氏の言葉に
感じの良い笑顔を向けるヨンジェ。
最初はどこか
ぎこちなかった食事会も
お酒が進むにつれ
徐々に会話が弾んで
冗談も言ったりして・・
特に、ヨンジェとテギョン氏は
とても打ち解けてた。
盛り上がる2人の会話をよそに
常に私を気遣ってくれるニックン。
「それ、苦手なら俺が飲もうか」
私の器に注がれた梨マッコリが
ちっとも減らないことに気付いて
ニックンが言った。
「ううん・・大丈夫。美味しいから」
ただ・・酔わないように
セーブしてるだけ。
「こっち、飲んでみる？
もっと飲みやすいから」
「私はいいからニックンが飲んで」
ニックンのお皿に
ヘムルジョンを載せ
私は
彼に微笑みかけた。
タイの映画撮影が決まって
海外でのスケジュールが
多くなったニックン。
だから、会ったのは
1週間以上ぶりで・・
週末の韓国でのスケジュールが終われば
ニックンはまたタイに飛ぶ。
会えないのは当然寂しい。
だけど
今夜は久しぶりに
私がニックンの部屋に
泊まることになってて
私達は
この日を楽しみにしてた。
「今夜、大丈夫だよね」
「うん」
そう返事して
ニックンと微笑み合ってると
テギョン氏がこちらに体を向けて
ニックンと私の器に
マッコリを注ぎ足した。
「何を2人でコソコソ話してるんだよ？」
「普通に話してただけだけだよ」
苦笑いしてテギョン氏の器に
マッコリを注ぎ返し
「・・ね？」
私に優しく微笑むニックン。
「ねぇ、ヌナ」
テギョン氏の声がして
私は彼の方を向いた。
テーブルの下で
ちゃんと繋がってる
ニックンと私の・・手。
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胡麻油(プロフ) - vol.624まで読みたいです♡笑 (4月14日 21時) (
レス) @page44 id: 5d4609bdae (このIDを非表示/違反報告)
凛生(プロフ) - 麻樹子さん» ありがとうございます(°▽°)覚えていて下さってまた読みに来て頂き感謝の気持ちでいっぱいです。この先もドキドキして貰えたらいいな(^-^) (3月1日 17時) (レス) @page12 id: 604374d13e (このIDを非表示/違反報告)
麻樹子(プロフ) - 凛生さん、お久しぶりです。長い間ずっと待ってました。今は2PMのお話が更新されなくなりとても淋しい気持ちでした。またドキドキするお話を拝見する事ができてすごく すごく楽しみです。ありがとうございます。 (2月28日 20時) (レス) @page10 id: 844b947a69 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：凛生
| 作成日時：2024年2月16日 20時
