検索窓
今日:60 hit、昨日:27 hit、合計:1,838 hit

解ける誤解 ページ12

「何・・?」
 

「すごく会いたかった」


私の言葉に暫く黙ったまま私を見つめて
ニックンは口を開く。


「だったらどうして
すぐに電話しなかったんですか・・
俺からのカトクまだ読んでないの?」


エレベーターが着いて
そこで一旦会話が途切れた。


うわん

やっぱりニックン
メッセージくれてたんだ・・。

私の心は
申し訳なさでいっぱいになる。



部屋に着くと
ニックンが
ダイニングテーブルの椅子を
引いてくれて
私はそこに腰掛けた。



「俺もヌナに聞きたいことが
幾つもあるんだけど・・
先にヌナの話を聞こうかな」


ニックンはキッチンカウンターの中。

私達の間には少しだけ
いつもと違う空気が漂ってた。


「ニックンさっき・・
トサンフェガァンにいたよね
私のこと・・見たの・・?」


「見たよ」


緊張するほど真っ直ぐに
私のことを見てるニックン。


「だったら、どうして
私に声をかけてくれなかったの」


「待って・・
その前に、どうしてヌナは
俺からの電話を無視してたの」


いつもとは少し様子の違うニックンに
私は戸惑いを隠せない。


「俺のこと怒ってた・・?」


「違うよ、無視なんかしてない
携帯を香港のホテルに忘れちゃってて
だから私・・」


私がそこまで言うと
ニックンは私の言葉を遮った。


「ちょっと待って・・ヌナ、今、
携帯電話を持ってないってこと?」


「・・うん、そう。持ってない」




そこから・・

会話を重ね、時間がたつ毎に

2人の誤解も疑問も
全てが簡単に解けていった。



今夜、ニックンが私をトサンフェガァンに
連れてってくれようとしてたこと。

私の為にダルメシアン柄のシャツを着て
ドレスアップしてくれてたこと。

私の食事代は絶対に
彼氏である自分が払いたかったこと。

それに・・
この後、私に会いに行くつもりだったこと。



---------------------------



その後、うちまで送って貰って
別れ際にキスをした。


「ここにもキスしたい」


ニックンがそう言ったのは
私の首筋で・・

戸惑う私に
ニックンは言った。


「トサンフェガァンで
ヌナを見かけた時からずっと
そうしたいと思ってたんだ」


ニックンの唇がそっと触れた
私の首筋。


目を閉じても
大きく波打つ2つの胸。


深夜1時・・。


アパート横の脇道の暗がりで

首筋にキスをされながら



「このシャツ・・脱がせてみたいな」

私が言った。



「・・部屋で脱がせてよ」

ニックンが言った。

焦らされたい→←再会



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (11 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
233人がお気に入り
設定タグ:2PM , ニックン , テギョン
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

胡麻油(プロフ) - vol.624まで読みたいです♡笑 (4月14日 21時) (レス) @page44 id: 5d4609bdae (このIDを非表示/違反報告)
凛生(プロフ) - 麻樹子さん» ありがとうございます(°▽°)覚えていて下さってまた読みに来て頂き感謝の気持ちでいっぱいです。この先もドキドキして貰えたらいいな(^-^) (3月1日 17時) (レス) @page12 id: 604374d13e (このIDを非表示/違反報告)
麻樹子(プロフ) - 凛生さん、お久しぶりです。長い間ずっと待ってました。今は2PMのお話が更新されなくなりとても淋しい気持ちでした。またドキドキするお話を拝見する事ができてすごく すごく楽しみです。ありがとうございます。 (2月28日 20時) (レス) @page10 id: 844b947a69 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:凛生 | 作成日時:2024年2月16日 20時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。