第7話 ページ7
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これが、私の机にメッセージを残してくれた彼なのだろうか。
思わず目を疑う。
「…言ったでしょ？」
“それ、もし僕と直接会った時も言ってくれますか？笑”
それは、そういう意味だったんだと気付く。
「あ、君まだ帰ってなかったの？」
さっき聞いた声が再び聞こえて振り返ると
そこにはナムジュン先生
「うーわ来ちゃったよ破壊神」
「おい、誰が破壊神だ。教室のドア外したのは内緒だって言ったろ？」
先生と彼は親しげに話す。
私は戸惑いまくり。
『すみません、あの、えっと……』
どうすればいい？
私がここで帰ったら、
彼は私のことをどう思うだろう。
変に傷つけてしまうかもしれない。
『…これ、使ってください。』
カバンのポッケに入れていた絆創膏
焦りでだいぶ雑に渡して
私は教室から去った。
「だれか〜これ貼って〜」
そんな声が、後ろから聞こえた気がした。
次の日
おそるおそる机の角を覗く
“絆創膏ありがとうございました。会えて嬉しかったです。びっくりさせちゃってごめんなさい。”
文から感じ取れる優しさ
そして思い出すあの傷
雑に渡して、逃げたに等しかったはずなのに
彼は変わらず返事をくれた。
“私も雑に絆創膏渡しちゃってすみません。
傷、お大事にしてくださいね。”
あの時ちゃんと
噂より自分の目で見たものを信じたい、って言えなかったことへの罪悪感が
胸の奥底で重く響いた。
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朝来(プロフ) - コジコジさん» コメントありがとうございます(*^^*)こんな作品でしたが楽しんでいただけて嬉しいです(T_T)次回作もよろしくお願いします！ (2021年3月23日 9時) (
レス) id: c0fbdcfbcb (このIDを非表示/違反報告)
コジコジ(プロフ) - 完走おめでとうございます！！！お疲れ様でした！楽しみに読ませていただきました！次回作も楽しみにしています！ (2021年3月23日 6時) (レス) id: 98f9dd7943 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：朝来 | 作成日時：2021年2月16日 20時
