＊60〜CMside〜 ページ10
今日は待ちに待ったカムバック
初の歌番組収録日。
タイトル曲のMVも好評だし
観覧に来てくれたファンの子達も
今ごろ掛け声の練習をしてくれてるんだろう。
その声援に負けないように
今日も格好いいパフォーマンスを見せよう。
そう意気込んでいると、
控え室のドアがノックされた。
A「あ、オッパ！おはようございます！
オッパ一人ですか？ユノさんは？？」
入ってきて早々、ヒョンを探すAに
少し面白くないなーと思いつつも、
3日振りの笑顔に心が弾む。
CM「A！おはよう！
ユノヒョンならまたいつものように
そのへんウロウロしてるんじゃないかな？
どうしたの？ヒョンに用事？」
A「いや、お二人に挨拶に、と思って
来たんですけど、いないならどうしよう…」
CM「そのうち戻ってくるだろうし
ここで待ってたら？？」
A「え、いいんですか？
本番前だから邪魔かなと思ったんですけど…
気散らないですか？？」
そう言いつつも部屋に入ってくるAに
さりげなく俺の隣の椅子を勧めた。
CM「Aも本番前じゃん(笑)
Aこそ大丈夫なの？初めてファンの
前に出るの緊張するって言ってたじゃん！」
昨日のメールを思い出して
そう声をかけてみると
A「そうなんですよ！！
考えないようにしてたのにー！！
オッパのせいで思い出しちゃったー(T_T)」
そう言って俺の右腕をバシッと
一発たたくA(笑)
CM「なんで叩くか！！笑
大丈夫だよ、この間みたいにやれば
みんな喜んでくれるからさ(笑)」
そう楽しく話し込んでいると
ユノヒョンが戻ってきた。
ユノ「あ、A来てたんだ！
なんか楽しそうだねー！なに話してたのー？」
A「あ、ユノさん、おはようございます！
お二人に挨拶に来たんですけど、
ユノさんいなかったんで待たせてもらってて…
改めて、今日はよろしくお願いします！」
ユノ「そうだったんだ！
待たせちゃってごめんね！
こちらこそ、今日は気合い入れて頑張ろうね！」
そう言って軽くだけど
Aの肩を抱くユノヒョン。
急なスキンシップに固まるA。
CM「ヒョン、Aが固まるんで
そういうのは控えてください。」
ユノ「あ？あー！ごめんごめん(笑)」
そう言って俺の肩をなだめるように叩いて
ソファに身を沈め携帯をチェックしだした。
相変わらず固まるAを呼び戻して
また少し世間話をしてから
リハーサルに向かった。
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作者名：らいおねる | 作成日時：2015年4月29日 14時
