changmin～２～ (ページ8)

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練習が終わって、
挨拶して帰ろうと思ったら
ユノさんに引き止められた。

チャンミンオッパもいるし、
この間のことがあって早く帰りたかったけど
曲のことで話があるならしょうがない。

そう思ったのに、
ユノさんはあっという間に帰ってしまって、
なぜか今、私は練習室に
チャンミンオッパと２人きり。

そしてなぜだか話し始めてくれないオッパに、
沈黙が堪えきれず話しかけた。

A「あの…オッパ、話って…？」

CM「あぁ、そうだよね。ごめん。」

そう言って、当たり障りのない
さっき練習中に確認したことを
再度確認された。

オッパ話聞いてなかったのかな…？

なんて思ったけど、分かりました。
とだけ伝えて帰ろうとしたら

CM「A…この間はごめん。」

そう言って私の腕を掴み、言葉を続けた。

CM「からかう…つもりはなかったんだ。
ただ、本当にAの行動が
いちいち可愛くて…
近づきたく…なっちゃって…
大人の余裕見せたくてあんな風に言ったけど
冗談とかじゃなかったから。」

オッパはまっすぐ私の目を見て
そう言ってくれた。

CM「Aを傷付けちゃったなら
謝るから…その、避けたりしないで？」

そう言って眉毛を八の字にして
困った顔をするオッパに、
なんとなくだけど、
オッパの声とか優しい口調で、
オッパの気持ちの一片を
垣間見れた気がした。

それは、あの日感じた
からかわれてるとか、遊ばれてるとか
半端な気持ちじゃなくて、
オッパの真剣な、心からの気持ちで、
私に対しての誠意みたいなものを感じた。

A「オッパ…ありがとうございます。
私もあの日は突然すみませんでした。
もう大丈夫です！
また、これから忙しくなりますけど
頑張りましょうね♪！」

私がそう言うと、
オッパは良かった～って言いながら
嬉しそうに笑ってくれて、
掴んでいた腕をブンブンと振ってくれた。

A「あ、オッパ…腕、とれる…」

CM「あー！！ごめんごめん(笑)」

そう言って離してくれたけど、
本当はもうちょっと掴んでいて
ほしかったかな(笑)

目の前ですっかり安心しきって
いつものなで肩になっているオッパを見て、
“先輩”っていうだけじゃない
自分の中の特別な感情を、
解放してもいいのかな？って
感じ始めた自分がいた。