＊57〜CMside〜 ページ7
曲の練習は、Aもしっかり
練習してきてくれたみたいで
スタッフやユノヒョンも納得いく
仕上がりになった。
でもやっぱり練習中にAを見ても
必要以上の会話やアイコンタクトはなくて。
何度か休憩になる度に、思いきって
話しかけようとするんだけど、
Aは俺を避けてスタッフに
曲の確認などしに行ってしまう。
CM「全然喋れないのかよ…」
ユノ「Aと喧嘩でもしたの？」
どうやら心の声が表に出ていたらしい…
韓国にいながらも日本語で話す俺に
気を遣ってか、ヒョンも日本語で
話しかけてきてくれた。
俺は思いきってヒョンに話してみようと決めた。
もちろん、細かいことは省いてだけど。
CM「実は、この間少しですけど
Aのギターの練習に付き合ったんです。
その時に、ちょっとした誤解を
招いてしまって…
誤解を解くにも話を聞いてもらえなくて
どうすればいいものかと…」
ユノ「ふーん。
チャンミンってさ、Aのこと
好きでしょ？笑」
CM「…… え！？」
ユノ「別に言いたくなかったらいいけどさ(笑)
誤解を解くのにこんなにてこずってる
チャンミナ滅多に見ないから(笑)」
そっかそっかーって笑いながら
練習に戻っていったヒョン。
やっぱり侮れない…
でも相談の答えなんもくれなかったな…
話して損した…
それから歌番組の最終調整を兼ねた
練習をして、残すは本番のみとなった。
Aはスタッフさんに
よろしくお願いしますー！と挨拶をしながら
俺らの方へも挨拶にきた。
A「今日はありがとうございました！
本番もお２人のカムバックに相応しい
演奏ができるように頑張ります！
お疲れさまでした！！」
そう言って一礼して、俺のことも
ちらっと見て帰ろうとしたところに
ユノヒョンが話しかけた。
ユノ「お疲れ様！あ、A！
このあとちょっといい？曲のことで
話したいことあるし残ってほしいんだけど…」
A「はい。今日はもうこれで
レッスンもないので…」
そういうとユノヒョンは俺に向かって
アイコンタクトをしたあと
ユノ「じゃあ、俺はこのあと予定あるし
チャンミンからさっきのこと
Aに伝えといてね〜！」
そう言って俺にウインクをし、
Aに手を振って帰っていった。
ヒョン！グッジョブです！
ナイスアシストありがとうございます！！
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作者名：らいおねる | 作成日時：2015年4月29日 14時
