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オッパにコードの押さえ方を
教えてあげようと思って、
ギターと手しか見てなかったら
顔をあげてみるとすごく近かった！！
一瞬だったけど、
正面から見たオッパの顔は本当に綺麗で、
女の私より肌もツルツルだし
目も大きくて鼻も高くて、
一緒に寝てたときに下から見上げた顔とは
また違う、ダイレクトにチャンミンオッパ！
って感じで、すごくドキドキしてしまった。
って！そんなことより！！
私があまりにも慌てて謝って退いたものだから、
なんだか気まずい空気になっちゃった(T_T)
どうしようかと悩んでいると
オッパが沈黙を破ってくれた。
CM「Aってさ、彼氏とかいるの？」
またギターを触りながら
私には目を向けずに聞いてきた。
A「いえ、いないですけど…」
CM「そうなんだ！どれくらい？」
A「韓国に来る少し前に別れたんで
半年くらい…ですかね？笑」
CM「そうなんだ…
いやーあまりにも過剰に反応するからさ、
あんまり男慣れしてないのかと思って(笑)
でも、彼氏も居たならそこまで
慌てることでもなくない？笑」
A「男慣れは…
してないことはないですけど、
だってオッパだし…」
最後は少し小声になってしまった。
CM「え？だって、なに？」
A「いえ、なんでもないです！
私、ちょっとお手洗いに…」
そう言って立とうとしたら
オッパが私の腕を掴んだ。
CM「だっての後、何て言ったの？？」
座ったままのオッパに見上げられて
上目遣いでそんな風に聞かれたら…
A「うっ…だって…
オッパには慣れてないですもん！」
私は顔が赤くなるのを感じながら
早口で言い切った。
するとオッパは私の腕を引っ張って
CM「じゃあさ、慣れさせてあげようか？」
ストンとオッパの隣に座った私に
顔を近づけてきた。
うぅ…どうしよう…
近いんですけど…！！
目の前にあるオッパの顔に
もっとしっかり見ておきたい気持ちと
近すぎて息が出来ない現実で
私も知らないうちになんとも言えない
表情になっていたらしい。
CM「ぷっ…ハハハハハ！」
そんな私の表情を見てオッパは笑い出す。
CM「ごめんごめん、Aが
あまりにも可愛すぎて…」
そう言って笑いすぎて出たであろう
涙を拭っていた。
その間もずっと掴まれている腕と
相変わらず近い距離にいるオッパに
私はドキドキするしかなかった。
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作者名：らいおねる | 作成日時：2015年4月29日 14時
