changmin (ページ44)

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あれから、私はまた
練習生としてレッスンに
のめり込む日々を送っていた。

あの日の出来事が嘘かのように
いたって普通な、事務所と家を往復する毎日。

変わったことと言えば
たまにチャンミンオッパから
カムバの準備の様子を写した写メや
メールが来るようになったけど、
時間が合わないのか、
大したやりとりはできていなかった。

私の日常に変化が訪れたのは
東方神起のカムバックティーザーが
公開された日からだった。

ティーザーと一緒に、
アルバムの曲のハイライトメドレーも
公開され、私が一緒に歌ったパートも

ーfeaturing Aー

というテロップとともに、
3人で並んでレコーディングする
写真を背景に公開された。

もちろん、ファンがAに
注目するのは自然な成り行きで、

『このAって一体誰？！』
『すごく普通の子って感じ！でも歌は良い！』
『事務所の練習生だって噂は本当？』

などと、ネットでは大騒ぎになっていた。

でも大抵のファンは
『２人の声ととても合ってる！
すごく良い曲だし、フルを早く聴きたい！』

そう言ってくれているようだ、と
テウオッパから聞くことができた。

テウ『良かったな！A！』

A『はい(泣)本当嬉しいです。
ファンの方々に気に入ってもらえて
頑張った甲斐がありました(T_T)』

そう話していると、
テウオッパの電話がなった。

テウ『はい。…はい。
えっ！？はい。…分かりました。
伝えておきます。』

A『どうしたんですか？』

あまりに驚いて電話してたものだから
恐る恐る聞いてみた。

テウ『A…次はお前、
テレビデビューが決まったぞ。』

はあ！？！？(゜-゜)

聞いてみると、
あまりにもコラボした曲に
関心が集まったため、
カムバック初週はタイトル曲と
このコラボ曲を歌番組で
披露するということに決まったらしい。

それで、私にも番組に出演してほしい
とのことだった。

A『そんな、デビューもしてないのに
こんなことってあるんですか？？
私が東方神起先輩たちとテレビで
歌うんですか！？！？』

テウ『異例な事だけど、良い関心が向いてるなら
事務所としてはこれに便乗してAを
売り出せるっていうのもあるのかもしれないな。
お前はダンス以外だったら
一番デビューに近い練習生だし(笑)』

そう笑いながら和ませてくれたけど、
私はこれから自分がどうなっていくのか、
心配と期待で頭は混乱していた。