好きとお金は別物で【御影玲王】

42-ご奉仕* ページ44

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呆気なく二つの胸は芽を出す。
ごそごそと玲王が動いたかと思うと私の臍に舌を這わせてショーツごとズボンに手をかけていた。





「A、いい？」

「……っやめ、ないで」

「仰せのままに」





私がすでに期待しまくっているのを確信しながら態と聞く。
分かりきった答えを聞いて 彼の目元が弧を描く。

腰を浮かせてずるりと服を脱がされた後は、彼の唇が内腿へと押し付けられた。





「ひぃっ、あ あ…っれぉ、やぁっん、きもち、い」

「きもひい？ ここ？」

「ぅあっっ、ひょこぉ……きもちっだめっ、あ！」





ショーツから長い糸を引いたそこに躊躇いなく鼻先を付けて、ずるる、とみだらな音を立てながら刺激する。

いってるのに、ずっと快感が続いている。

何これ、なんか変。来ちゃう。





「まっ……でぇっ、れお、やらぁ とまっで…！ へんになる、漏れちゃうっやぁっ出ちゃう…！」

「もらひへ良いよ、じゅっ、ん…だひて」

「やんっ、ほんとに、ひぃ、んっ………！ ぎちゃう、でちゃうっあぁっ……」





ぷし、
最初の勢いはそのままに目の前がチカチカして彼の唇が離れる。

首を擡げれば私の意思なくぱたぱたと液が飛んでフローリングまで汚してしまった。
それから彼の顔も。がくがくする私の膝を抑えて、私の顔を窺いながら腕で顔をぐいっと拭う玲王。





「ぅう、だから…言った、のに……ごめ なさ…」

「あー、泣かせてごめんな。意地悪した。
　でも潮ふくほど気持ち良かったもんな？」

「しお……？」

「うん。すんげえ気持ちいいと出んの。
　だから謝んなくていいぞ」





てっきり漏らしたかと思ったけど、玲王が言うならそうか。
気持ち良かったから良いのか…。
だめ、考えられない。玲王に、私も返してあげたいのに。


額にキスして、流れる手つきでベッドサイドの引き出しを開ける玲王。
重い体を引きずって腰を上げ、袋を破ろうとする玲王の腰に抱き着いた。

びくんと反応する彼の体と、私の胸元に当たる逞しい確かな存在。





「っえ、Aちゃん？ 可愛い、なに…付けらんねぇんだけど、」

「いつも、してくれてるから……お返し、」

「ちょ、Aだめ。汚えって、ッッ…！？」





ちろ、と大きすぎるそれの裏筋に舌先を触れた。
小さな刺激だった筈があまりにも大きく反応した玲王の体で、それも意思を持つかのように跳ね上がる。


えいっ。
ぱくんとそれを咥えれば、玲王が声にならない悲鳴をあげた。





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