code blue -I will love you always-3

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Aside






あれから2週間経ち、今日は通院日。
耕作は朝早く出て行ったけど、私はのんびり
準備中。




久々に会える皆の顔を思い浮かべながら
差し入れは何にしようかな、なんて考えてた。




「あ。」



テレビをつけると丁度手土産が紹介されてて
おにぎりケーキなる物が出ていた。




これなら手も汚れないしインパクトあるし、
糖分取れて脳にもいいかも、なんて考えて
早速それを買って行こうと出かけるため
玄関に向かった。





スニーカーを履いて、松葉杖を持つ。
部屋の中ではもう使ってないけどさすがに
外を歩くとなると距離もあるしあった方が
いいだろう。と言うか、なかったらなかったで
耕作がなんて言うかわからない。






「よし！行こう！」







誰に言うでもなく声に出して玄関を出た。








久々の外は相変わらず残暑が厳しくて
まだ夏なのか？！ってくらいいい天気だった。







♪





「？、あ。美帆ちゃんだ」






丁度公園に差し掛かった時に
通知音が鳴ってスマホを見ると
美帆ちゃんから写メが送られてきてて







【もう収穫できるんじゃない？】






なんてメッセージ付きのピンクレモネードの写真。







【ピンクになってないけど笑笑】







なんて続けてきて思わず笑ってしまう。








【ピンクレモネードは皮はピンクにならないんだよ】







【え？！じゃぁ何でピンクレモネードなのよ！！】







そう返信すると驚いたのか、
どこがピンクなのかと。
きっとプリプリしながら意味わかんない！なんて
言ってるんだろうなって想像できて
微笑んでしまう。







【アンタの耕作に皮はピンクにならないって
言ったらずっと実を見てる笑笑】






耕作がレモンを見つめる写メが送られてきて
益々顔がニヤける。






これ、切って見せたら驚くなぁ…なんて
考えてたら








トンッ、トンッ、トン…








それはピンクで
まるでピンクレモネードのようなボールが
道路に転がっていって








「まってー！」







それを必死に追いかけてきた女の子は
向こうから来るトラックに気付いてなかった。







危ない！








そう思った時には体が動いていて









キキーーーーッ








ドンッ！！！！！









コロコロと転がるピンクのそれは








真っ赤な血だまりで止まり
赤く染まっていた。









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