検索窓
今日:7 hit、昨日:18 hit、合計:41,511 hit

6話【雨空】 ページ8

〜suteisamuside〜



あの看守等には俺が7番っていうこと気が付かれなきゃいいんだが…。


PKS団とは面識がある。過去の監獄で脱獄を手助けした。その時に俺が7番ということも伝えてある。だから3人は俺を見た瞬間ホッとしたような表情をしていた。
だが、他の看守もいると知った瞬間絶望に近いような表情をしていた。
今回ばかりは俺が手助けるのは難しいと嫌でも感じた。


WT団とは面識が一切ない。俺が一方的に知っているだけだ。俺のことは普通の看守だと思ってるはずだ。そこは上手くあいつらがやってくれるだろう。抜けてるがその辺はしっかりとどうにかして伝えてくれ。



俺はできるだけど他看守の邪魔をしないとだ。
邪魔と言っても大したことは出来ない。
俺が当番の時に緩くするぐらいしか…。
あとは…こっそり脱獄の手助けになるような鍵とかを落としとくとかか。


俺は無力だ。何も出来やしない。
あいつらには生き残ってて欲しい…。特に9番…いや、クロノアには。


これからどうするかは後で考えよう。



…そろそろ時間か。



俺は監視室から出ていき囚人を迎えに行く。



まずは畜産の方から行くか。
PKS団のうるさい奴が2人は居るから…早めに行った方が言いがするしな。





pe「田中ぁ…!!もうお前どこにも行くなよ…」



『えっと…恋人との再会を見せられてる気分…』





は…はぁ…。
前の監獄には鶏が居なかったからか。


俺は思わず溜息に近いような息を吐いた。




鍵を開けると3人は一斉に俺の方を向いた。
相変わらず2人は反応速度早いな。





st「刑務作業終了の時間だ」


sn「おぉ…やっと終わったぁ…」


pe「田中連れて行っちゃだめっすか?」


st「だめだ。よし行くぞ」




俺は囚人が全員出たのを確認して鍵を閉めた。



その時に8番…いや、ぺいんとが近付いてきて俺に小声で話しかけてきた。



pe「7番さん…で合ってますよね?…もしそうだったなら俺らに協力してくれませんか…?」




俺は断る理由もなく頷いた。ぺいんとはそれを見ると安心したように溜息を吐いた。


それを見ていた6番は何かを察したのか嬉しそうに俺の方を見ていた。







────
文字数。

続き。→←5話【まろ】



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (74 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
158人がお気に入り
設定タグ:日常組 , ワイテルズ , 実況者   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

まるのまろからのまりょ(プロフ) - ネロ(pcからだよ)さん» いつのお話でしょうか、?教えてくれたら助かります!(多分PKSTだと思います、) (2021年11月6日 19時) (レス) id: 8706b98462 (このIDを非表示/違反報告)
ネロ(pcからだよ) - psktじゃなくてPKT? (2021年11月6日 17時) (レス) @page2 id: 5c5b6edb8f (このIDを非表示/違反報告)
雪葵(プロフ) - *まろ*さん» あ、はいどうぞ( ・∀・)つ (2021年10月21日 22時) (レス) id: 6d1560da95 (このIDを非表示/違反報告)
*まろ*(プロフ) - 雪葵さん» あ、いただきます(??) (2021年10月21日 22時) (レス) id: 8706b98462 (このIDを非表示/違反報告)
雪葵(プロフ) - *まろ*さん» 婿にならまあいいのか…?←ゑ (2021年10月21日 22時) (レス) id: 6d1560da95 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:雨空&ひなた&*まろ* x他1人 | 作者ホームページ:×  
作成日時:2021年9月13日 17時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。