6話【雨空】 ページ8
〜suteisamuside〜
あの看守等には俺が7番っていうこと気が付かれなきゃいいんだが…。
PKS団とは面識がある。過去の監獄で脱獄を手助けした。その時に俺が7番ということも伝えてある。だから3人は俺を見た瞬間ホッとしたような表情をしていた。
だが、他の看守もいると知った瞬間絶望に近いような表情をしていた。
今回ばかりは俺が手助けるのは難しいと嫌でも感じた。
WT団とは面識が一切ない。俺が一方的に知っているだけだ。俺のことは普通の看守だと思ってるはずだ。そこは上手くあいつらがやってくれるだろう。抜けてるがその辺はしっかりとどうにかして伝えてくれ。
俺はできるだけど他看守の邪魔をしないとだ。
邪魔と言っても大したことは出来ない。
俺が当番の時に緩くするぐらいしか…。
あとは…こっそり脱獄の手助けになるような鍵とかを落としとくとかか。
俺は無力だ。何も出来やしない。
あいつらには生き残ってて欲しい…。特に9番…いや、クロノアには。
これからどうするかは後で考えよう。
…そろそろ時間か。
俺は監視室から出ていき囚人を迎えに行く。
まずは畜産の方から行くか。
PKS団のうるさい奴が2人は居るから…早めに行った方が言いがするしな。
pe「田中ぁ…!!もうお前どこにも行くなよ…」
『えっと…恋人との再会を見せられてる気分…』
は…はぁ…。
前の監獄には鶏が居なかったからか。
俺は思わず溜息に近いような息を吐いた。
鍵を開けると3人は一斉に俺の方を向いた。
相変わらず2人は反応速度早いな。
st「刑務作業終了の時間だ」
sn「おぉ…やっと終わったぁ…」
pe「田中連れて行っちゃだめっすか?」
st「だめだ。よし行くぞ」
俺は囚人が全員出たのを確認して鍵を閉めた。
その時に8番…いや、ぺいんとが近付いてきて俺に小声で話しかけてきた。
pe「7番さん…で合ってますよね?…もしそうだったなら俺らに協力してくれませんか…?」
俺は断る理由もなく頷いた。ぺいんとはそれを見ると安心したように溜息を吐いた。
それを見ていた6番は何かを察したのか嬉しそうに俺の方を見ていた。
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まるのまろからのまりょ(プロフ) - ネロ(pcからだよ)さん» いつのお話でしょうか、?教えてくれたら助かります!(多分PKSTだと思います、) (2021年11月6日 19時) (レス) id: 8706b98462 (このIDを非表示/違反報告)
ネロ(pcからだよ) - psktじゃなくてPKT? (2021年11月6日 17時) (レス) @page2 id: 5c5b6edb8f (このIDを非表示/違反報告)
雪葵(プロフ) - *まろ*さん» あ、はいどうぞ( ・∀・)つ (2021年10月21日 22時) (レス) id: 6d1560da95 (このIDを非表示/違反報告)
*まろ*(プロフ) - 雪葵さん» あ、いただきます(??) (2021年10月21日 22時) (レス) id: 8706b98462 (このIDを非表示/違反報告)
雪葵(プロフ) - *まろ*さん» 婿にならまあいいのか…?←ゑ (2021年10月21日 22時) (レス) id: 6d1560da95 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:雨空&ひなた&*まろ* x他1人 | 作者ホームページ:×
作成日時:2021年9月13日 17時