【合作】盗賊団と私の監獄物語り【WT】【日常組】 (ページ44)

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40話【雨空】ページ44

〜nakamuside〜

なんか…ぶるーくとしにがみさんが…考え込んでるみたい。
1番ノリと勢いで生きてそうな人がそんなに考えてるとちょっと怖いんだけど…。

まぁ…悩んでる原因は大体予想は着く。

多分きっと、Aちゃんの事だと思う。

そりゃ…好きだったら悩むよね。
実際俺も悩んでるし。

そんなことを考えてると看守等が来て、夕飯を食べに食堂まで連れてかれた。
監獄生活ってこんなに移動が多いのか？

そう思いながらみんなで看守について行ってる。

『うぁ…』

隣から声が聞こえてどうしたんだろと、見た瞬間Aちゃんが僕にもたれかかってきた。

躓いてよろけたみたい。
本当気をつけて欲しい。
怪我とかして欲しくないし…、なんならこの首元についてる痕も今すぐに消したい。

綺麗なAちゃんの肌を汚すものは許せない。

『あ、…なかむくん…ごめんね…！』

nk｢大丈夫だよ、気をつけてね｣

Aちゃんはごめんねと言うと俺から離れてしまった。
別に離れなくてもいいのに…。
なんてね。

はぁ……。
本当は監獄(こんな所)に居なければ直ぐにでも自分の物に…したのに。

あ〜ぁ、残念。
でも出会うきっかけをくれたこの監獄には感謝しないと行かないのかもな。

ちょっと複雑だけど、まぁそんなのも脱獄しちゃえば関係ないしね。

もしAちゃんも死刑囚だったら喜んで一緒に死んだけど…Aちゃんは死刑囚じゃないから。

Aちゃんと他の奴がいちゃつくなんて嫌だし、ましては誰の目に触れてほしくない。
俺だけ…俺だけが見ていたい。

独り占めしたい。

ただそれだけの理由。
それだけで脱獄とか計画するなんてイカれてるって思うかもしれない。

でも俺は…そんなことをするまでAちゃんを愛してる。

早くこの気持ちを伝えたい。

いや、伝わってて欲しい。

そして、俺の物になって欲しい。

俺だけ見ていて。

俺も君だけ見てるから。

･
○○side系多いなって？
そろそろ恋愛っぽさを多めに出したいから他目線を書くといい感じかなって。
内容ほぼ毎回多い。