【合作】盗賊団と私の監獄物語り【WT】【日常組】

18話【雨空】 ページ22

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何分ぐらいだろうか。軽く5分はずっと見つめ合っていると思う。
何故か目が離せなくなってしまった。



kn｢きりやん？なにしてんの｣



気がついたらきんとき看守が来ていた。
いつの間に…？

きんとき看守は私ときりやん看守を遠ざけてくれた。



ki｢あときんとき任せた｣


kn｢了解｣



きりやん看守は急ぎ足で食堂から出ていった。
これは…見逃して貰えたってこと…だよね。多分。

ほっと1つ溜息を吐いて、きんとき看守にお礼を言った。
きんとき看守は少し困りながらも｢どういたしまして｣と言っていた。

それからきんとき看守と軽く話しながら自分の牢屋に戻った。

牢屋には私が投げた鍵がしっかりと落ちていた。

そしてトイレの前の目隠しに隠れるようにして封筒が貼ってあった。



〜置き手紙〜

今回はあれだけで済んだけど
今度は容赦しないから。
気をつけろよ。
By.きりやん




きりやん看守からの手紙？だった。

あれだけ……なのか。
私のファーストキスがあれだけという言葉に収められた…。
なんか悲しい…。

そんなことを思ってるとわいわいと話し声が聞こえてきた。
多分みんなが帰ってきたんだと思う。
てか、もう夕方…。早い。




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なんか看守側が恋愛方向に持っていきやすいよね。
これからあれだね…刑務作業の時に2人きりにさせてくとかしないとだ。

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