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あとさき。 ページ7
・abe eyes
正直言って
あんなふうだとは思わなかった
もっと遊びの相手にするみたいにするのかと思っていた
甘くみてた
目黒はちょっとしたことでも俺の顔をみて
少しでも痛がることはやめてくれたし
俺の表情の変化に敏感に気づいて
頭を撫でたり、優しくキスとかしてくれた
本当に、ひょっとしたらって思ってしまうくらいに
目黒はやさしく、大切なもののように扱ってくれた
だから…勘違いしそうになる。
俺たちは所詮、あの夜だけの
一晩だけの関係のはずだ。
後輩グループの目黒は
事務所内の別ユニットに所属している。
こんなことがあったとしても、
今後は関わることもほとんどないし
事務所で会ったとしても、ちょっと伐が悪いくらいですぐに忘れる。
その時はそう思っていたんだ
見通しが甘かったと言わざるを得ない。
まさか目黒が
同じグループに入ってくるなんて。
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作者名：Rinna | 作成日時：2020年11月14日 0時
