今日:2 hit、昨日:10 hit、合計:312,071 hit
小｜中｜大
場末のホテル �� ページ5
・abe eyes
ab「_____なんなら、抱いてくれる？ 目黒。」
はっとした顔になった目黒を見つめている
ab「なんてね。冗談だよ」
にこっと笑ってみせた。
一応たぶらかしている、つもり。でも失敗した。
mm「……冗談？」
ab「そうだよ、冗談。」
mm「阿部くん。
俺、冗談とか通じませんから。」
と言うと、
その時滑り込んで来たタクシーに向かって手をあげると
俺を押し込んで
mm「道玄坂の、ホテル街の適当なとこで降ろして下さい」
と言った。
* * * * * * *
俺は焦っていた。
ちょっと待てよ。
ab「おい目黒、待てって…」
先にタクシーを降りた目黒は無言で歩いていく。
少し焦りながらその後を追いかける。
mm「このへんでいいか。」
と独り言のようにつぶやくと
俺の手首を掴んで
先にネオンの煌々と輝くその建物に堂々と入って行った。
mm「どれがいいっすか？」
パネルの前に立つと部屋はいくつか空いていて、
人に聞いておきながら、
適当に選んだ部屋のボタンを目黒が勝手に押す。
それらの部屋のどこが違うのか、何がいいのか
さっぱり分からなかったけど。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 858人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「SnowMan」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：Rinna | 作成日時：2020年11月14日 0時
