�� ページ26
・abe eyes
2人で、枯葉を踏みしめながら歩く。
目黒と外を歩くなんてすごく珍しいから嬉しい。
なんかいいな、こういうのって。
だってさ、なんかデートみたいじゃない？
言わないけど。
コンビニの前でちょっと立ち止まって
目黒が ちょっと待ってて。って言うから スマホ見ながら待ってたら
はい、って突然
カフェラテを渡された。
ありがとう。とってもあたたかくて、嬉しい。
足元まであるコート姿の目黒を 思わず見つめてしまう
あ。こっち向いた。
mm「ねぇ、阿部くん。」
俺をじっと見つめて言う。
ab「なぁに、目黒」
mm「そういえば俺、まだ言われてないんすけど。」
ab「んん？ 何を」
mm「阿部くんの、気持ち？
俺を どう思ってるかって。」
ab「…！」
持ってたカフェラテがへんなところに入ってむせた
ab「な、なにを言い出すの、急に」
mm「俺の言葉は信じないし、拗ねちゃうし
ほんと可愛いなあって思っちゃうんですけど…」
ab「やめてやめて、ほんとにやめてってば！」
必死になるほど顔が赤くなってしまう
あざといと言われるポーズをしてしまう。
そんなつもりじゃないのに
赤くなった顔を見られたくなくて
手で顔を隠すと、目黒が笑った。
mm「そのポーズ、あざといっすね。」
ab「もうっ、どうしたらいいんだよ！」
そう言うと
mm「そのままでいいですよ。阿部くん
俺は普段通りの阿部くんが好きだから。」
目黒はすごく柔らかい表情になって
俺の手を取って、歩き出した。
ab「…3. 141592653589793…」
mm「え、何？」
ab「落ち着くために円周率唱えてるのっ」
本当は、違う。
こう言いたかったんだ。
_____ Crazy about you って。
【End】
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お誕生日短編です。
阿部くん、お誕生日おめでとうございます！
お身体に気をつけて素敵な27歳をお過ごしくださいね！ Rinna
【番外編2】Please, I'm Yours→←【番外編】Crazy about you ��
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作者名：Rinna | 作成日時：2020年11月14日 0時
