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涙 �� ページ21
・ren eyes
ab「やめてよ、目黒…」
涙声で阿部くんが言う。
mm「やめてほしいなら振りほどいてください」
ab「……」
mm「出来ないんですね。」
声にならない拒絶。
でも俺には確信があった。
____阿部くんは、きっと俺のことが好きだ。
だから許さない。
俺のことをちゃんと見てくれるまで。
そのまま暫くして、阿部くんがぽつりと口を開いた。
こんなに近くにいてもかろうじて聞こえるくらいの小声で。
ab「……もし、俺のことが好きなら
どうしていつも、ラウールといるんだよ」
mm「え、ラウ？
阿部くん今なんて言ったの？」
ab「…だから、俺じゃなくても、誰でも好きなんでしょ」
mm「…ふはっ、」
ab「何で笑うんだよ」
阿部くんがムキになって睨んでる。でも、可愛すぎる…
mm「ねぇ、もう一回聞いて。
俺は、阿部くんのことだけが好き。誰にも渡したくないから。」
ab「嘘だ…」
mm「もう…いい加減素直になって？
まぁ、素直じゃないとこも可愛いんだけどね。」
つまり俺にとっては、阿部くんは全て可愛いってこと。
伝わってるといいけど。
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作者名：Rinna | 作成日時：2020年11月14日 0時
