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立ち位置 (koji mukai) ページ11
・koji eyes
めめは俺より3つも年下なんやけど
いつも調子狂わせられてまう。
クールにしてたかと思たら、よう笑うし
笑てたかと思うと、次の瞬間真剣な表情になってたり…
人に気を配るのは慣れてるつもりやったけど
あいつはそれを超えて来てたんや。
関西からこっちに引っ越して来たばっかりの頃
俺が慣れるまでずっと、送り迎えしてくれてん。
今ならわかるんよ…
朝に弱いめめが、そうやってしてくれるのって
ほんとに大変なことやったって。
こんなこともあった
「これ、康二がいつも飲んでるやつだと思って。」
って、飲み物差し出されて…
これは最寄りのコンビニやなくて
一つ向こうのコンビニに行かないとないやつで
それを言うたら
ちょっと照れながら
「今日早く着いちゃったから。」なんて言うてん。
完全に誤解するやろ。
誤解…やないんやないかって、解釈したくて
もしそれが誤解じゃないんやったら
どんなにに幸せなんやろって。
このままじゃあかん。
ほんまに、自分の立ち位置がわからんくなるんよ…めめ。
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作者名：Rinna | 作成日時：2020年11月14日 0時
