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ビデオ撮影と体調不良 �� ページ13
・abe eyes
目を開けると、心配そうな顔をした目黒と目が合った。
消毒液の匂いがして、ここが医務室であることがわかる。
ベッドの上にいる。俺は誰かにここに運ばれてきたみたいだ。
ab「めぐ、ろ…？」
mm「、まだ起きちゃダメです。」
ab「俺、どうしたの…」
mm「熱が出て、過労らしいって。
今マネージャーが病院に行く手配してます。」
ab「そんなのいいよ…。情けない…」
mm「そんなこと考えないで。今はしっかり休んで下さい。」
涙が出てきた。…きっと熱のせいだ。
ab「…俺、なんにもうまく行かなくて……情けない…」
どうして目黒にこんな気弱な発言してるんだろ…
だめだ、甘えたら。
と思えば思うほどぽろぽろと涙があふれてくる。
mm「阿部くん。
…俺から見てあなたは、人一倍頑張ってるように見えます。
さっきだってあんなに無理して…」
ab「そんなの…ただの慰めだ、俺は…」
mm「もう黙って。
てか、黙らせますよ？」
目黒が憮然とした顔でそう言う。
…だまらせるって何？
意味わかんない。
沈黙が訪れた。
なんでだろう。目黒といる時の沈黙は、嫌じゃない。
…どうしてだろう。一番苦手なヤツなのに。
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作者名：Rinna | 作成日時：2020年11月14日 0時
