心が居たい場所 �� ページ34
♪
音楽室への階段を上って、ドアを開けようとしたら
ふいに ポーン、とＦのキーの音が静かに鳴った。
ドアを開けると、やはりその人がピアノのところに立っていた。
「目黒くん、、、」
蓮「…遅い。もう遅刻だから。」
ぶっきらぼうに言って、こちらを見て笑う。
ピアノの側に行くと
目黒くんが鍵盤に手を置いていて、思わず見入ってしまった。
すっと長くて繊細な大きな手。
なんてピアノに似会う手指なんだろう。
こんなピアニストがいたら、一瞬で心を持っていかれてしまう。
…そんなことを考えてしまった。
蓮「なに、じっと見てるの」
「…ピアノに似会う指だなあって思って」
見とれていました、なんてとても言えない。
「やっぱり、わたしは目黒くんにピアノを弾いてほしいな
きっと、すごく上手になるよ。目黒くんのファンがたくさん出来ると思う。」
蓮「じゃあ あなたが教えてよ、俺に」
そういって笑う。
優しい笑顔。
目黒くん。わたしも覚悟をしてきたの。
心が居たい場所を、あきらめる覚悟。
、、、、失くす覚悟。
もう、終わりにしなくては。
♪
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Rinna(プロフ) - めいさん» コメントどうもありがとうございます！リクエスト頂きとっても嬉しいです！^-^ キスのシチュエーションいいですね…そんな素敵なシーンが書けるように頑張ります！これからもよろしくお願いします^-^ (2020年6月14日 17時) (
レス) id: 18cd872e84 (このIDを非表示/違反報告)
めい - リクエストなんですが、”目黒くんと主人公ちゃんがキスをする”っていうシチュエーションを書いてほしいなぁと思いました！ 更新頑張ってください!! (2020年6月14日 11時) (レス) id: 730e0168eb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りんな | 作成日時：2020年6月4日 16時
