〇50話 あの頃 ページ50
少し番外編っぽくなってます。角名の回想シーンだと思って見てもらえればいいと思います！！本題に突入するのにもう少し掛かるかと思われます！
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
試合も終盤に差し掛かってきた。
ｶﾞﾗｯ
あ、姉ちゃんだ。なにやら梟谷のマネと話をしている。マネ関連の話っぽいな、多分。
なんて考えてたら
侑「角名っ！お前何ボケっとして突っ立ってんねん！！囮でもいいから飛べやー！！」
侑から相変わらずの怒号が飛んできた。
うるっさ、結局こっちの点になってんだからいいじゃん。
ちなみに次は侑のサーブだ。
稲荷「「「「「ないっさー！！」」」」
ﾄﾝｯ タッタッタッタッ ﾊﾞﾝｯ
ん？ホームランじゃね？あれw
後ろを見ると侑がやってもうたって言う顔で口をあんぐり開けていた。しかし、その顔はどんどん青ざめていった。？？どうかしたのかと思いその視線の先を見る。
やばい、ボールが
侑「あー！あかんっ！！！ホームランやっ！！マネさん避けてっ！」
姉ちゃん達の方向に真っ直ぐに向かっていった。
A「雪絵、かおり、危ないっ！！！」
姉ちゃんはそう言ってトスの体勢を取った。
え、まさかっ！
トンッ
あげた。
＿＿＿＿＿
小さな頃から俺とバレーをしていた姉ちゃん。始めた時からセッターを目指していた姉ちゃんがいつも言っていた事。
A「ねぇ倫くん、トスが上手い人ってね、最初の足がとっても綺麗なの！しゅっ、ピタッ、みたいな感じでね！！私もあれできるようになりたい！」
姉ちゃんより更に1つ幼かった自分がその言葉を理解できたかどうかは分からない。
だけど、それを言う姉ちゃんはいつもキラキラした目をしていたから。俺はそんな目をして太陽みたいににっこり笑う姉ちゃんが凄く好きだった。
あぁバレーって楽しいんだ、一生懸命やってて誇れるものなんだって確認することが出来るから。
＿＿＿＿＿
トスをあげる直前、そこに……完璧な1歩目が確かにあった。
そしてそのトスをあげた時の姉ちゃんの顔は俺の知る大好きな笑みを浮かべていた。
あまりに久しぶりに見たその顔に俺は胸が締め付けられるような感動と共に、その笑顔をこの時まで姉ちゃんに封印させたあの蒻雲という男への憎悪を覚えた。
☆忘れられない事件☆
姉ちゃんの最後の中総体。この試合で姉ちゃんは引退する。いつもより気合が入っているように見えたのは決して間違いではないだろう。
A「行ってきます！！頑張ってくるね！応援よろしく〜倫くん！」
「俺も後で行くから。頑張って！」
続編へっ！
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水色のエコバッグ(プロフ) - 火災報知器さん» 主人公にとって来年の1月辺りに大学受験がある事を想定して書いたのですが、分かりにくかったかもしれません！加筆しようと思います、コメントありがとうございました！！ (2021年9月12日 12時) (
レス) id: efeba5a6bb (このIDを非表示/違反報告)
火災報知器 - 9話の所、来年じゃなくて今年じゃないんですか？来年だったら2年生って事になると思うんですけど… (2021年9月12日 11時) (レス) id: 32bfa4335a (このIDを非表示/違反報告)
水色のエコバッグ(プロフ) - ネココさん、コメントありがとうございます！初めてコメント貰えたんでとても喜んでますっ！！自分で書いていて主観的になりがちなのでそう言って貰えて安心しました(*´ω｀*)これからも更新頑張ろうと思います！ (2021年9月1日 21時) (レス) id: efeba5a6bb (このIDを非表示/違反報告)
ネココ(プロフ) - この作品大好きです！みんなの性格とかいろいろ表現されてて…すごいです！更新頑張ってください！ (2021年9月1日 13時) (レス) id: f94720425d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：水色のエコバッグ | 作成日時：2021年8月20日 17時
